2024 1月26日 経済NEWS 2 

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米国、世界一の経済大国の座は盤石-中国に対しGDPリード拡大

by Bloomberg

世界一の経済大国の座を巡る争いで、米国は中国をさらに引き離した。米国の旺盛な消費が一因となっている。

  2023年の米国内総生産(GDP)は名目ベースで前年比6.3%増と、中国の4.6%増を上回る伸びとなった。米国の物価上昇を反映している一面もあるが、より大きな要因を浮き彫りにしている。それは、米経済が中国経済よりも良好な状態でコロナ禍を脱却しているということだ。

国際通貨基金(IMF)の中国チームを率いた経験があり、現在は米コーネル大学に所属しているエスワー・プラサド氏は、「これは驚くべき情勢の変化だ」と指摘。「米経済の好調および、中国経済が直面している短期的・長期的な逆風を受け、中国のGDPがいつか米国を追い越すというのは、それほど明白な見方ではなくなっている」と分析した。

両国の経済の差は、それぞれの株式市場にも反映されている。米国株は今週に入り連日最高値を更新しているが、 中国本土と香港の株式市場は前回のピーク時から計6兆ドル(約886兆円)相当の時価総額を失っている。

  こうした事態は想定外だった。数十年ぶりの高水準に達したインフレとの闘いで米金融当局が利上げを実施したため、昨年初め時点では米国がリセッション(景気後退)に陥ると幅広く予想されていた。

  一方、中国は新型コロナ対策の厳格なロックダウン(都市封鎖)実施後に全面的に経済を再開したため、急回復を遂げると予想されていた。

しかし、実際にはそうした展開にはならなかった。25日発表の昨年10-12月(第4四半期)の米実質GDPは前期比で年率3.3%増。7-9月(第3四半期)は4.9%増だった。インフレは米金融当局が目標とする2%に向けて鈍化しており、景気後退懸念は後退しつつある。

  対照的に中国は、不動産不況やデフレに苦しんでいる。かつて成長の重要な柱だった輸出は23年に減少し、若者の失業率が急上昇している上に、地方政府は過剰債務を抱えている。

  中国政府の数字によれば、23年の経済成長率は5.2%と、当局の年間目標を達成したが、それが本当に実態を反映しているのか疑念も浮上している。

米GDP、10-12月は年率3.3%増-23年は2.5%増と予想外の強さ

2023年10-12月(第4四半期)の米実質国内総生産(GDP)速報値は予想を上回る伸びを示した。インフレの落ち着きを受けて、個人消費が堅調を維持した。23年通年はリセッション(景気後退)を予想する声が多かったものの、予想外の強さを示した。

この記事の考察

アメリカと中国の経済戦争はまだまだ続くのだろうか?そもそもアメリカに対してケンカを売ることが信じられない。

中国の意味は世界の中心の国ということらしい。独裁者は一番にならないと気が済まないのだろうか?
中国国内にとどまらず全世界の独裁者になりたいのだろうか?

普通に考えたらアメリカや欧州が中国からの輸入をやめてしまえば中国経済は成り立たない。

現在は輸入品の関税を上げて少し止めている段階だ。この関税をもっと上げていけば中国経済は壊滅する。

それを出来ないように中国はアフリカやアジア諸国の貧困な国に無理やり援助して取り込もうとしているがそれの原資はドルである。

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