27 SEP. 2024 経済 NEWS
26日の日本市場は大幅な株高となりました。
これは中国の大幅な金融緩和を受けて経済がもう一段階、上に上がるという期待からのものです。
香港株も上がっています。
Bloombergでは次のようなニュースが出ています。
中国、大手国有銀行に最大20兆円超える資本注入を検討-関係者
by Bloomberg
中国はトップクラスの国有銀行に最大1兆元(約20兆6200億円)の資本注入を行うことを検討している。低迷する景気の下支えが狙いだ。事情に詳しい関係者が明らかにした。
資金は新たな特別国債の発行を通じ賄われる予定。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。詳細はまだ最終決定に至っておらず、変更もあり得るという。2008年の世界金融危機以後、中国政府が大手行に資本を注入するのは初めて。
中国は経済の活性化を狙い、住宅ローン金利の大幅引き下げや主要政策金利の引き下げを実施した。上位6行の自己資本比率は要件を大幅に上回っているが、当局は銀行への資本注入を急いでいる。
長年にわたり経済を支える役割を担ってきた中国工商銀行や中国銀行などの金融機関は現在、過去最低レベルの利ざやに加え、減益や不良債権の増加に苦しんでいる。
国家金融監督管理総局の李雲沢局長は北京で今週開いた記者会見で、当局が主要な商業銀行6行の中核的自己資本(コアTier1)を増強する方針を示したが、詳細には触れなかった。同総局はコメント要請に応じていない。
中国の大手行は苦境の経済を支えるため、不動産開発会社や住宅所有者、資金繰りに苦しむ地方政府の資金調達事業体など高リスクの借り手に低金利の融資を行うよう当局から一段と強い圧力を受けている。
最近では、利益が伸び悩み、利益率が低下しているにもかかわらず、政府の呼びかけに応えて株式市場を支えるため初の中間配当を実施する銀行も現れている。
ヘッジファンドが中国株買い加速、刺激策に楽観広がる-ゴールドマン
ヘッジファンドは中国株の購入を急いだ。中国の新たな景気刺激策が経済成長を押し上げるとの見通しが背景にある。
米銀ゴールドマン・サックス・グループのプライムブローカレッジリポートによると、24日の中国株買越額は1営業日としては2021年3月以来最大で、過去10年で2番目に大きな水準となった。
ロング(買い持ち)を積み上げた投資家による買いがけん引。あらゆるタイプの中国株が買われたが、投資家は主に本土上場の人民元建て株(A株)に向かい、香港上場の中国企業株(H株)も買いを集めた。
24日の取引で中国株は急伸。CSI300指数と上海総合指数はいずれも4%余り値上がりした。中国人民銀行(中央銀行)はこの日、経済と住宅部門、株式市場のてこ入れを目的とする一連の措置を発表した。
オプション経由の中国株への資金流入も増加した。ゴールドマンのデータによると、「iシェアーズ中国大型株ETF」(FXI)のコールオプション建玉(未決済残高)は約58万枚増加し、10年ぶりの高水準となった。
しかし、25日には政府が市場と経済を回復させられるかどうかを巡る疑念が広がり、株価上昇は勢いを失った。
ゴールドマンの劉勁津(キンガー・ラウ)氏らストラテジストは中国の景気刺激策について、「新たな政策主導の上昇を促すには十分」とみられているものの、「根本的に状況を好転させるには恐らく不十分」との見方を示した。
原題
このニュースの考察
一部のヘッジファンドが中国株を買い始めました。
中国市場が回復すれば日本企業の業績も良くなるだろうという考え方です。
しかし、この考え方は非常に危険だと思います。
欧米、日本政府は中国に対して関税を高くして制裁を強化しています。
特にアメリカは中国に対して強行に出ています。
中国の内需が戻っても、輸出企業は業績は戻らないと思います。
ここから誰かが、又はある組織が意図的に経済を破壊しにいきます。
全ては誰かの利益のために
NEW GREAT RESET
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