2023 12月10日 経済NEWS

投資

11月の米雇用統計、広く力強さ示す-市場の早期利下げ期待くじく

by Bloomberg

11月の米雇用統計では雇用者数と賃金の伸びが市場予想を上回り、労働市場の力強さが示された。米金融当局が来年早期に利下げに動くとの市場の期待をしぼませる内容だ。

全米自動車労組(UAW)のスト終結に伴い製造業分野の雇用が上向いたことに加え、医療や娯楽・ホスピタリティー、政府部門が全体の伸びをけん引。他の分野では伸びが小幅にとどまるか、小売りのように減少するかだった。

  今回の統計で示された労働市場の力強さは、インフレ率を確実に目標水準に下げるため高水準の借り入れコストを維持するという金融当局の方針を裏付けている。

  米連邦公開市場委員会(FOMC)は来週開く会合で政策金利を据え置くと、市場では広く予想されている。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はこれまで、市場で強まる早期利下げ期待を繰り返し押し返している。

LHマイヤー/マネタリー・ポリシー・アナリティクスのエコノミスト、デレク・タン氏は「1-3月(第1四半期)を皮切りに来年数多くの利下げが行われるとの期待は後退しそうだ」とし、「金融当局はこの機会を捉え、辛抱強さとより長期にわたる金利据え置きを呼び掛けるだろう」と分析した。

  雇用統計が堅調な内容となったことを受け、市場の注目はインフレ指標に移る。物価上昇ペースの一段の鈍化が示されれば、労働市場がより持続的な再加速を見せない限り、FOMCを利下げ姿勢に傾かせる可能性が高くなる。

  BNPパリバの米国担当シニアエコノミスト、エレーナ・シュルヤティエバ氏は「今回のデータの全体像を見れば、FOMCはインフレ率を確実に目標に戻すため辛抱強い姿勢を維持できるだろう」と述べた。

平均時給は前月比0.4%増と、今年最大の伸び率に並んだ。前年同月比では4%増。

  労働参加率は62.8%に上昇。男性の参加率上昇が全体を押し上げた。25歳から54歳までの労働参加率は変わらずだった。労働力の供給がさらに増えれば、賃金の伸び緩和につながる可能性がある。

この記事の考察

11月の米雇用統計が19.9万人,失業率は3.7%だった。これは良いNEWSなのだろうか?

FRBのとっては非常に都合の良いNEWSだったと思う。それは経済状態がこんなに良いのだから、
まだ金利を下げる必要はないよね。ということだ。

BLSのデータを見ると今回は確かに正規雇用者は上昇した。パートタイム労働者数も上昇した。

ただ、仕事を2つ以上掛け持ちしている人の数字は減っていない。

米雇用統計では雇用者数は重複カウントされていることはあまり表に出ていない。

平均時給は前月比0.4%増と、今年最大の伸び率に並んだ。前年同月比では4%増。

これは良いNEWSではない。一度上がった給与は下げづらい。こうなると、経営側は次は労働時間を減らして、総支払額を下げるしかない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました