2024 5月26日 経済 NEWS

投資

イエレン米財務長官「金利予想を引き上げた」、歳入増加の必要性強調

by Bloomberg

金利は長期的に依然見込んだよりも高くなる見通しで、それが米政府の借り入れ需要抑制を困難にすると、イエレン財務長官が指摘した。共和党議員と歳入増加について協議することがとりわけ重要になっているという。

  イエレン氏は24日のブルームバーグニュースとのインタビューで、「われわれは金利予想を引き上げた」と発言。「これで確かに違いが生まれる。財政赤字や金利費用の抑制がもう少し難しくなる」と続けた。

  バイデン政権の予算案について、持続可能な財政軌道を確保するものだとイエレン氏は説明。国内総生産(GDP)に対するインフレ調整後の利払いの比率を重視しているとあらためて強調した。この比率は昨年上昇したが、ホワイトハウスは1.3%前後で向こう10年間安定するとみている。

  「私は厳格な規則を設けてはいないが、2%以上になるのは望まない」とイエレン氏は語った。この発言は政府の利払い費用の水準について述べた中でこれまでで最も具体的で、以前は政権が予想しているのは「歴史的に標準的な」債務コストだと説明していた。

この記事の考察

アメリカの財務長官、イエレンがこのタイミングでこの発言をする事に意味がある。

ここに来てまだ金利をあげようする意図が見える。

表向きには【金利は長期的に依然見込んだよりも高くなる見通しで、それが米政府の借り入れ需要抑制を困難にすると】と言っているが、本音は金利を上げたい。
これはイエレンの想いではなくアメリ政府の意向である。
その為の地ならしである。

金利を上げれば国債の利払いの金額が増える。

【国内総生産(GDP)に対するインフレ調整後の利払いの比率を重視しているとあらためて強調した。
この比率は昨年上昇したが、ホワイトハウスは1.3%前後で向こう10年間安定するとみている。】

という部分も表向きの表現である。

アメリ政府の本音は利払いの金額が増える事などどうにでもなる。法律を改正して借金をもっとできるようにすれば良い。

現在のアメリ政府の借金は35億$である。

前からも私が言っているようにアメリ政府は借金を返すつもりもなく、返す必要もないと思っている。

Debt Monetary System

Debt Monetary System、5月12日のBlogでも書いているがアメリカや日本、など経済は借金によって新しいお金を生み出すということで発展してきた。
また、これからもこれで発展していく。

元々は物々交換から始まった経済は借りるということを発明し、それに対して金利を付ける。
支払うということで新しい需要、お金を生み出す。

そうやって商人、経済は発展してきた。

先物取引が始まったのは大阪の米市場からである。
貨幣、紙幣、借用証書を発明したことにより、それが腐らない事で先物の権利というものが取引されるようになった。
現物の代わりにそれを作り、それを取引する仕事を生み出した。

借金が経済を大発展させてきた。

アメリ政府の本音

そして、ここからが本題である。

アメリ政府は米ドルを輸出したい。
米ドルを買って貰いたい。
米ドルを世界の基軸通貨としていたい。
その為には米ドルが魅了的なもの、つまり、金利を高く保っていなければならない。

全ては誰かの利益のために

 NEW GREAT RESET

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