米PCE統計、インフレ「ゆっくりだが着実」に鈍化-市場関係者の見方
by Bloomberg
米個人消費支出(PCE)価格指数は食品とエネルギーを除くコアベースで、4月に伸びが前月比で鈍化した。実質PCEが減少したこともあり、将来の利下げを後押しする内容となった。
米PCEコア価格指数、4月は伸び鈍化-実質支出は予想外の減少
ユーロ圏インフレ、5月は2.6%に伸び加速-ECB利下げ直前
ユーロ圏のインフレは5月に予想以上に加速した。来週には欧州中央銀行(ECB)の利下げが想定されているが、その後の見通しについては一段と不透明になった。
欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が31日発表した5月のユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値は前年同月比2.6%上昇と、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想中央値の2.5%上昇を上回った。前月のCPIは同2.4%上昇だった。
食品やエネルギーなど変動の激しい項目を除くコアインフレ率は5月に2.9%に加速した。
ECBによる一連の利上げ後にインフレ率は目標の2%へ低下しつつあるが、当局者は金融政策のたどる軌道は平坦ではないと慎重な見方を示している。来週発表する金融政策判断でECBは米国や英国に先駆けて利下げに踏み切るとみられている。
短期金融市場は引き続き来週の0.25ポイント利下げを織り込むが、それ以降の利下げ見通しは引き下げた。トレーダーが想定する年内の利下げは計2回。3回利下げの確率は25%となっている。
5月のユーロ圏消費者物価指数:速報値(表)
この記事の考察
アメリカのPCEは改善、EUのインフレは再び上昇と市場にとっては相反する結果となった。
アメリカの市場は株価は上昇で反応した。
EUの市場は横ばい状態であった。
ECBの利下げ観測がまた不透明になった。来週のECBは利下げに踏み込めるだろうか?
いずれにせよ、物の値段の高い状態が続いている。
というか、物価が高いことで企業、ある一部の組織が儲かる仕組みである。
全ては誰かの利益のために
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