2024 3月15日 経済 NEWS

投資

米PPI、2月は予想上回る大幅上昇-インフレ持続の新たな兆候

by Bloomberg

2月の米生産者物価指数(PPI)は市場予想を上回る伸びを示し、6カ月ぶりの大幅上昇となった。燃料や食品価格が上昇し、インフレの高止まりを新たに示唆した。

 変動の大きい食品とエネルギーを除くコアPPIは前月比0.3%上昇した。市場予想は0.2%上昇。前年同月比では2%上昇。予想は1.9%上昇だった。

生産者レベルでの価格圧力の高まりは、インフレとの闘いでさらなる進展を目指す米金融当局者にとって、道のりが平たんでないことを示している。今週発表された2月の米消費者物価指数(CPI)統計では、食品とエネルギーを除くコア指数が前月に続き、市場予想を上回る伸びを示していた。

米コアCPI、2カ月連続で伸びが予想以上-利下げ慎重論を補強 (3)

  米連邦公開市場委員会(FOMC)は来週の会合で政策金利を据え置くと広く予想されている。

  エコノミストがPPI統計を詳細に分析する理由の一つは、複数の項目が個人消費支出(PCE)価格指数に使われるためだ。米金融当局はPCE価格指数をインフレ指標の基準にしている。2月のPCEは今月29日に発表される。

サービス価格は前月比0.3%上昇。前月は0.5%上昇だった。PCE価格指数の主要項目であるポートフォリオ運用の価格は0.2%上昇と、伸びが前月から大幅に鈍化した。外来医療費は0.5%上昇。

  財の価格は1.2%上昇し、5カ月ぶりにプラスに転じた。この上昇分の70%近くはエネルギーコストによるものだった。

  食品とエネルギー、貿易サービスを除いたPPIは0.4%上昇。前月は0.6%上昇。

  生産過程における比較的早い段階での物価を反映する中間財のコストは、5カ月ぶりに上昇。エネルギーの値上がりを反映した。食品とエネルギーを除いた中間財は0.5%上昇し、2022年5月以来の大幅な伸びとなった。

この記事の考察

2月の米生産者物価指数(PPI)が前年同月比0.6%上昇とういう数字はインパクトが強い。

企業間取引のインフレ率がまた上昇傾向にある。

これを受けてまたアメリカの金利の引き下げ時期が後退する観測が広がった。

生データは↓下のとおりです。

これによって国債利回りは上昇した

FRB,アメリカの政府にとっては都合が良い数字であった。

$円の為替レートもまた円安方向に進んだ。

FRBとアメリカの政府は国債を買って貰いたい。そのためには金利は高いほうが都合が良い。

黒岩の有吉くんも嬉しいだろう。

日銀が3月の18,19日の決定会合でマイナス金利解除に動くとみられているが、そんなことより日銀保有のETFをどう売却するのかに市場の注目は変わっている。

何度も私は言っているが、含み損の2兆円ぐらいでも能登地震の被災者に配ったらどうなのか。これは含み損であり、元々なかったものである。税金でもない。

ところで日銀がETFを売って利益を出した場合は税金がかかるのだろうか?

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