円が対ドルで上げ拡大、148円台前半-米利上げ終了近いと思惑
by Bloomberg
- 150円に向かう動きは急速に後退、「ガンマ・スクイーズ」との指摘
- ポンドも上昇、税収増で国債発行額が計画より少なくなるとの観測
20日のロンドン外国為替市場でドルが下げを拡大し、一時約1%安の148円16銭を付けた。米国は20年債入札を控え、米国債利回りは上昇している。
米連邦準備制度の利上げ終了が近いとの思惑が膨らみ、ドルは全てのG10通貨に対して下落。ブルームバーグ・ドルスポット指数は一時0.4%安。同指数は先週1週間で1.7%下落した。短期金融市場は現時点で、米金融当局が来年3月に利下げを開始する確率を20%と織り込んでいる。
一方、円はドルに対して10月10日以来の高値。アジア時間帯に150円に向かう動きは急速に後退し、ドル円のターム・ストラクチャーのフロントエンドで「ガンマ・スクイーズ」が起きていると、欧州を拠点とするトレーダーは指摘。1週間物インプライドボラティリティー(IV、予想変動率)は一時132ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して8.38%と、今月2日以来の水準に達した。
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ポンドもドルに対して上昇し、一時1.25ドルを超えた。税収増で政府財政が予想以上に改善し、当初の計画よりも今年度の国債発行額が少なくなるとの見方が広がった。
この記事の考察
この2日間でドル円は2円以上も変化しています。ボラティリティが大きすぎる。
米ドルは円だけではなく対、他の通貨に対しても値下がりしてます。ドルインデックスは103.58まで下落しました。
しかし、FRBはまだ利下げをするとは言ってません。
これは市場が催促する形になっています。
過去の例でいうと、利下げが始まってから経済はリセッションRecession入りします。
Great Reset
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