5 FEB. 2025 経済 NEWS
4日の午後9時ごろか急速に円高になっています。
上はドル円のFX推移、4時間足のチャートです。
赤沢亮正経済再生担当相が5日の衆院予算委員会で、日本経済は足元で消費者物価が上昇しているインフレの状態であり、日本銀行の植田和男総裁の認識と「特に齟齬(そご)はない」と述べた。
というニュースが伝わって更に円高になりました。
ただし、日本は現在、良いインフレ状態ではありません。
今のインフレは海外から強制的にもたらされたものです。
コロナショックからの供給不足による物価高騰と円安のダブルパンチです。
企業の業績は両極端になっていきます。
日本の金利は上げる方向です。
ということは金融機関、銀行が儲かります。
しかし、中小、零細企業は金利の負担増により低迷します。
大企業、公務員は良いですが一般消費者は給与の上昇が物価高騰に追いつきません。
つまり、貧乏になっていきます。その結果、ますますお金を使わなくなります。
Bloombergからは以下のようなニュースが出ています。
【日本市況】円上昇、賃金統計や再生相発言で利上げ継続観測-債券安
5日の日本市場では円が昨年12月以来となる1ドル=153円台前半に上昇。毎月勤労統計が予想を上回った上、赤沢亮正経済再生担当相が足元はインフレ状態との認識を示し、日本銀行の利上げ継続観測が強まっている。債券は下落し、長期金利は連日で14年ぶりの高水準を更新。株価は朝方の上げを解消し、主要株価指数はマイナスに転じる場面が見られている。
赤沢再生相は5日の衆院予算委員会で、日本経済は足元で消費者物価が上昇しているインフレの状態であり、日銀の植田和男総裁の認識と「特に齟齬(そご)はない」と述べた。朝方発表された昨年12月の現金給与総額は1997年以来の高い伸びを示した。
関連記事:足元はインフレの状態、植田総裁の認識と齟齬ない-赤沢再生相
大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジストは、「赤沢大臣の発言を日銀に対する利上げのゴーサインと捉えた向きもいるだろう」と指摘。賃金統計もしっかりした内容となる中、円は1月高値を上回ったことで上値余地が広がったとの見方を示した。
日銀の正木一博企画局長は5日、日銀が重視する基調的な物価上昇率は目標の2%に向けて高まっているとの認識を示した。その上で、見通しが実現していくなら引き続き政策金利を引き上げ、緩和度合いを調整していく方針だと語った。衆院予算委員会で答弁した。
為替
東京外国為替市場の円相場は上昇。対ドルで1月に付けた年初来高値(153円72銭)を上回り、一時0.8%高となった。
SBIリクイディティ・マーケットの上田真理人金融市場調査部長は、前日にドル高・円安方向を攻めきれなかった反動が出ていると指摘。毎月勤労統計は1月の利上げを正当化する内容だとし、米関税政策による不確実要素を除けば日銀はオントラックで、賃金と物価の好循環が見えてきたのではないかとの期待が持てると述べた。
債券
債券相場は下落。順調な賃金の伸びが日銀の利上げ継続を後押しするとの見方が売りにつながっている。
りそなアセットマネジメントの藤原貴志債券運用部長兼チーフファンドマネジャーは、毎月勤労統計が予想より強く、4月の日銀決定会合で物価展望を見直す場合は同会合がライブになる可能性があるとし、「短期ゾーンの金利に上昇圧力がかかっている」と述べた。
岡三証券の長谷川直也チーフ債券ストラテジストは、日銀の利上げ継続や前倒しが警戒される中、投資家が焦って買わないといけない水準ではなく「買い手はなかなか出てきづらい」と指摘する。
株式
株式相場は伸び悩み、日経平均株価は一時下落に転じた。円高進行を受けて輸出関連銘柄が失速。三菱電機とアステラス製薬が4日に発表した期待外れの決算も重しとなった。
第3四半期の決算が好調だったパナソニックホールディングスや東京精密などが大幅上昇する半面、円高が相場全体の重しになった。インベスコ・アセット・マネジメントの木下智夫グローバル・マーケット・ストラテジストは、円高が輸出関連株を抑えているとし、週末の日米首脳会談を前に利益確定の売りも出やすいと言う。
T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフ・ストラテジストは、4日に発動した対中関税などトランプ米大統領の政策に起因する不安定さへの懸念も「市場全体のセンチメントを悪化させている可能性が高い」と指摘した。
ここから誰かが、又はある組織が意図的に経済を破壊しにいきます。
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