2AUG. 2024 経済 NEWS
8月2日の日本市場は暴落で始まっています。
5%以上の下落率です。 赤い字が赤枠になっているのを久しぶりにみました。
昨日も2%以上下げていました。2日間で7%以上、2000円以上の下落です。
この原因は7月31日の日本銀行の植田総裁の発言内容にあります。
当初、市場の予想は国債買い入れの減額はあるが、0.25%の利上げは次回に持ち越すだろう、というものでした。
しかし、結果は0.25%の利上げを発表しました。しかもそれが前日の午後11:30分頃にリークされていました。
ここで売りぬけた奴らがいます。
それよりもサプライズだったのが日本銀行、植田総裁の記者会見の内容でした。
市場は0.5%以上の利上げに耐えうる体力がある。という部分でした。
翌日の日本市場は暴落しました。
ドル円の為替レートは148円代まで進みました。
2日目の日本市場はもっと暴落しています。
前日のアメリカ市場のテック株が軟調だったこともあり、日本のテック株は総崩れとなっています。
↑はSBI証券のヒートマップです。緑色がマイナスを表しています。
東京エレクトロンはマイナス12%を超えています。
金利が上がると業績が上がるはずの銀行株も8%以上の下落です。
米利下げ年内3回、国債トレーダー完全に織り込む-雇用統計控え
by Bloomberg
米国債相場が1日に上昇。投資家はこの日発表された経済統計を受け、米連邦公開市場委員会(FOMC)による年内3回利下げの根拠が強まったとみている。
10年債利回りは2月以来の4%割れ。先週の米新規失業保険申請件数や米供給管理協会(ISM)が発表した7月の製造業総合景況指数はいずれも労働市場の減速をあらためて示唆した。2年債利回りは一時11.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し4.14%を付けた。
2日にはトレーダーと政策当局者が注目する7月の米雇用統計の発表が控えている。ソシエテ・ジェネラルの米金利戦略責任者スバドラ・ラジャパ氏は「最も重要なのは失業率だ。上昇すれば多くのアラームが鳴り響くことになるだろう」と述べた。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は7月31日の記者会見で、予想通り政策金利を据え置いたことについて説明した上で、9月18日の次回会合までに経済状況が待機を支持しない限り、同会合で利下げが「検討される可能性がある」と述べた。
この記事の考察
アメリカの経済も下火になってきました。
7月31日のFOMCでアメリカの金利は据え置かれました。
しかし、パウエル議長の記者会見で9月18日のFOMCでの利下げ開始がほぼ決定しました。
この記事ではこれを含めて年内に3回の利下げを債権トレーダーは織り込んだ、とあります。
その根拠が↑の米国債利回りの変化です。
米国債利回り10年は4%を下回りました。
利回りが低下しています。これは米国債が買われて価格が上がっているためです。
今年、2月以来の水準です。
そもそも、今年の当初から2024年は3回に利下げがあるとの予想でした。しかも、3月に利下げ開始の予想でした。
それが、8月まで利下げが行われていません。
EUでは利下げが始まっています。
英中銀が約4年ぶり利下げ
イングランド銀行(英中央銀行)は1日、政策金利を5.00%に引き下げると発表した。利下げは2020年序盤以来だった。中銀は慎重に緩和を続ける方針を示唆した。
ECB、利下げ決定
欧州中央銀行(ECB)当局者らは先月の利下げ決定時に、長期的なインフレに対する懸念に目をつぶった。インフレについて完全な見通しが立つのを待っていれば、後手に回ると考えた。
次はアメリカFRBがどう判断するかである。
全ては誰かの利益のために
NEW GREAT RESET
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本日、日経平均は2200円以上の大暴落でした。
指数が5%を超える事はめったにありません。
TOPIXは6%以上の大暴落です。
そして、先物取引ではもっと下がっています。
パニック売りが止まりません。
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