2023 10月23日経済NEWS

投資

米自動車ローン延滞、約30年ぶりの水準に増加-高金利の負担重く

by Bloomberg

米国では自動車ローンの滞納率がおよそ30年ぶりの水準に上昇している。

  格付け会社フィッチ・レーティングスによると、サブプライム層(信用力の低い借り手)向け自動車ローンの延滞率(60日以上)は9月に6.11%となり、データがさかのぼれる1994年以降で最も高い水準となった。前回高水準をつけていたのは1月の5.93%で、4月にはいったん低下していた。しかし、税還付が底をつき、雇用市場の軟化やインフレ高止まりといった逆風も吹く中で、自動車ローンの延滞が増えている。

背景には、自動車価格の値上がりと借り入れコストの上昇がある。米金融当局は長期にわたって高金利を維持する方針を示唆しており、とりわけ数百万人に上る最近の学生ローン返済再開を踏まえれば、自動車ローンの延滞増加は今後も続く可能性が高い。

  フィッチの資産担保証券(ABS)グループのシニアディレクター、マーガレット・ロウ氏は、「サブプライムローンの借り手は厳しい状況に置かれている」と指摘。「この層ではマクロ経済の逆風による悪影響が最初に表れることが多い」と述べた。

Americans Struggle to Afford Car Payments

The percent of borrowers at least 60 days late on their car loans is at the highest on record

米消費者に屈服の兆し-ガソリン高が支出妨げ、カード延滞率上昇

by Bloomberg 2023年10月2日 

米国ではガソリン価格高騰が支出を妨げ、クレジットカードの支払い延滞率も過去10年余りで最も高くなっており、消費者が屈服する兆候が見え始めた。10月からは新型コロナウイルス禍で停止していた学生ローンの返済も再開される。

  インフレと景気見通し悪化が人々の心理に重くのしかかる中で、9月の米消費者信頼感指数は103と4カ月ぶりの水準に低下した。個人消費が米経済の約3分の2の動力源と考えると、それは痛手だ。米国民の圧倒的多数は、インフレ調整後でコロナ禍以前と比べ貯蓄が減った

多額の債務を抱える企業にとって、消費者への圧力は、クレジットトラブルにつながりかねない。ブラックストーンのマネジングディレクター、マイク・カラザーズ氏を含む投資家らは、借り入れコスト上昇についていけるスピードで成長可能な企業と、それができない企業との二極化が進むと見込む。

  ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)のクレジットアナリスト、マイク・キャンペロン氏によれば、格下げリスクを高める売り上げと収益性への圧力で揺らぐ恐れのある企業には、高利回り債を発行し資金調達を行う小売業者が含まれる。

  米国の消費者はこれまで、力強い労働市場に支えられ、かなりの回復力を見せてきたが、若年層や低所得世帯で弱点が顕在化しつつある。

  S&Pグローバル・レーティングの先月のリポートによると、サブプライム(信用力の低い個人向け)自動車ローンの60日以上の延滞率は7月に過去最高水準に達した。

この記事の考察

アメリカの自動車ローンの金利は現在、6.5~8.5%です。サブプライム層(信用力の低い借り手)の人々が家計が苦しくなってくると真っ先に延滞するのがこの自動車ローンです。

次が家賃です。

高インフレに苦しんでいるアメリカの現状です。

現在はまだ延滞です。次にくるのは支払い不能、破産です。

こうなると担保の車や家を銀行に返すことになります。しかし、中古車の価格は下落しており、銀行側も破綻に追い込まれていきます。

Great Reset

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