ヘッジとして行う金投資
SBI-SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド(為替ヘッジなし)
ヘッジとは投資の世界では保険としての意味合いです。
一般的に株式、投資信託に投資する場合は順方向に投資します。
つまり、経済が成長していく方向に投資します。
これは人々の需要が膨らむ方向、つまり、インフレに投資するものです。
人々の需要とは欲求です。食べ物、洋服、車、住居、遊び、娯楽、薬、等々です。
世界の経済はこれら人々の需要によって膨らんで行きます。
ただ、短期的にしぼむ時があります。ここで言う短期とは1~5年間位です。
金の価格は経済の成長とは違う動きをします。
↓は金の価格の価格の推移です。西暦2000年からを表しています。
2000年1月1日の金の価格は290ドルでした。
2024年7月の金の価格は2400ドルになっています。
途中、2013年から2015年にかけて価格が下落しているケースもあります。
なので、金も絶対上がるとは言えません。
これが短期的に下がるという例です。
しかし、2000年から2024年という24年の期間で見ると8倍以上になっています。
参考までにS&P500とくらべてみました。
↓はS&P500の2000年からの推移です。
S&P500、2000年1月では1478ドルでした。
S&P500、2024年7月では5536ドルです。 4倍弱です。
次の20年間こうなるとは誰にも予想は出来ません。
だから、両方やりましょう。
豆知識 金の価格 単位
金は、国際的には1トロイオンスあたり の米ドル建で取り引きされています。 日本国内での店頭表示価格は、海外市場の価格をもとに、ドル建価格から1グラムあたりの円建価格に換算されます。 金やプラチナの国際取引単位は「トロイオンス」で、1トロイオンス= 31.1035グラム です。
よくTV等で目にする価格表です。
この金先物2,411.3とは1トロイオンス=31.1035gあたりの価格です。米ドル建てです。
その下の東京金先物12,109とは円建で、しかも1gあたりの価格です。
つまり、ドル円の為替レートも計算します。
2,411.3ドル÷31.1035gX155.368円=12,0449円
となります。
これに取引会社の手数料などがあり、アメリカと東京市場では若干の価格差が出ます。
金に投資、買う方法はいくつかあります。
一番ストレートなのは現物、金その物を買う方法です。
金、銀、プラチナ等への現物投資の解説はこちらを見て下さい。
注意点 利益には税金が発生
今のところ私のオススメは投資信託で金を買う方法です。
2024年から新NISAが始まっています。成長投資枠で買う事が出来ます。
現物では売買の時に税金が発生します。
金のETFではNISAの中であれば利益には税金が発生しません。
これが後々、影響が出ると思います。利益が多い時ほど影響も大きくなります。
また、NISAの外で買っていた場合は他の投資信託や株式と損益通算が出来ます。
NISAの中で買っていた場合は他の口座の投資信託や株式との損益通算は出来ません。
金の投資信託の中でも今の所、オススメは↓下のファンドです。
SBI-SBI・iシェアーズ・ゴールドファンド
このファンドには(為替ヘッジなし)と(為替ヘッジあり)があります。
為替ヘッジとはドル円の為替の影響を受けないように手数料をかけて回避するものです。
現在の価格を見た方が分かりやすいです。
設定日は同じです。つまり、同日スタートです。手数料(信託報酬)も同じです。
為替ヘッジがあるかどうかです。
1年間で20%の差がついています。この分が為替ヘッジの手数料です。
これを見ると手数料がいかに高いかが実感出来ます。
月次レポートが6月28日に出ていますので中身を見て行きます。
代表的な金の投資信託を↓下で比較してあります。
これは金そのものの価格で決まるので組み入れ銘柄等でパホーマンスに変化は出ません。
もちろんですが手数料の安さで選ぶことが重要です。
全ては誰かの利益のために
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