不確実性=ボラティリティ高まる=暴落

投資

23 NOV. 2024 経済 NEWS

2025年のアメリカ、日本、欧州等の世界市場は不安定になるようです。

ここで言っている市場は為替市場、株式市場、債権市場のことです。

市場は不安定を嫌います。不安定とはトランプが次期大統領に決定したことで政策がいつ、どのように行うのかがまだ見通せないからです。

不安定になるとボラティリティ(変動率)が高まります。
ボラティリティが高まると暴落がおきます。

特に為替が急変動します。株式市場も急変動します。

Bloombergでは以下のようなニュースが出ています。

為替トレーダー、ボラティリティー復活に賭ける-トランプ氏復帰で

通貨トレーダーは、トランプ次期米大統領の政策が、外国為替市場のボラティリティーを高めるとみている。

  長年にわたる穏やかな動きの後、米大統領選後にユーロ・ドルの期間1年のボラティリティー指標が急上昇した。ヘッジファンドは、為替変動が大きくなった場合に利益の出るオプションを買い集め、ストラテジストは為替予測を大幅に修正した。

  トランプ氏が関税などの政策をどの程度のスピードで実施するかはまだ分からないが、予測不能性がトランプ氏の任期中の大きな特徴となることはほぼ確実だと投資家は考えている。各国がトランプ氏の政策にどう対応し、それらの対抗措置が市場にどのような影響を与えるかも未知の要素だ。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)でG10通貨のバニラオプションを担当するジュリアン・ワイス氏は「今の環境では為替が特に興味深い」と述べ、期間が長めのオプションなどの需要が高まっていると付け加えた。「世界中のヘッジファンドが、株式に重点を置いているファンドも含め、突然に為替エクスポージャーを導入し始めている」という。

過去数年は、金利引き上げとその後の引き下げで世界の中央銀行がほぼ足並みをそろえ、市場に極端な低ボラティリティーをもたらした。これが一転し、今後は米連邦準備制度理事会(FRB)と他の中銀との間で政策の隔たりが拡大してユーロ・ドルなどの通貨ペアが狭いレンジから抜け出すとトレーダーは予想している。

  米大統領選結果を受けて、複数の銀行がユーロ・ドル相場の予測を大幅に引き下げ、パリティー(等価)に向かうと予想している。

  ノムラ・インターナショナルのG10戦略責任者、ドミニク・バニング氏は「トランプ氏の政策によってマクロ経済の乖離(かいり)余地が大きくなり、為替の変動が大きくなることが予想される」と述べた。

ナットウエスト・グループのオプショントレーダーによると、特にユーロ、豪ドル、円の米ドルに対する動きを予想する取引に活動が集中している。UBSグループのトレーダーは、中国人民元安を見込む取引も人気があると指摘した。

  ナットウエストの通貨オプショントレーディング共同責任者、ヘンリー・ドライズデール氏は「関税やトランプ氏の政策の影響を最も受けやすいと考えられる通貨は、ボラティリティーの観点からも引き続き好まれるだろう」と述べた。

トランプ氏が前回大統領だった時には、関税などの政策の実施にが予想よりも長い時間がかかったが、今回は共和党が上下両院を支配しているため、政策が迅速かつ強力に実施される可能性がある。

  また、トレーダーはトランプ氏の前の任期中に、大統領のツイートで為替相場が日々変動する状況を嫌というほど経験している。

  UBSの通貨調査グローバル責任者、シャハブ・ジャリヌース氏は「2025年は変動と不確実性の年になるだろう」と述べた。

原題

このニュースの考察

前回、トランプが大統領だった頃SNSでの発信内容で為替、株価が急変動しました。

このことが今回も起こると考えているようです。

つまり、トランプの行動が読めないという事が分かっているという事です。

Trump’s Make America First Againがどこまでやるのか、それによって他の国にどのような影響があるのか読めない、という事です。

ただ、通貨トレーダーはこのボラティリティが高まるのを利用しようと思っているようです。

ここから誰かが、又はある組織が意図的に経済を破壊しにいきます。

全ては誰かの利益のために

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