26 OCT.2024 経済NEWS
世界経済の2極化ではなく多極化が現実になってきました。
Bloombergから以下のようなニュースが出ています。
ＢＲＩＣＳ拡大、「多極世界」の形成示す－首脳会議でプーチン氏強調
ロシアのプーチン大統領は23日、主要新興国から成るＢＲＩＣＳの拡大は「多極世界」が形成されつつあることを示しているとの認識を示し、米国が主導する世界秩序に挑む姿勢を打ち出した。
プーチン氏はロシアのカザンで正式に開幕したＢＲＩＣＳ首脳会議で、「ＢＲＩＣＳは国際社会の主要部分、いわゆる世界の多数派の願いに応えるものだ」と述べ、「真に劇的な変化が世界で起こり、多極世界の形成が進行している現在の状況において、ＢＲＩＣＳは特に必要とされている」と主張した。
ＢＲＩＣＳには今年１月、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）とイラン、エジプト、エチオピアが新たに加盟。昨年までブラジルとロシア、インド、中国、南アフリカ共和国の５カ国体制だったＢＲＩＣＳが９カ国となってから初の首脳会議をロシアが主催した。
タイやニカラグアなどに加え、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）に加盟するトルコを含め30カ国以上がＢＲＩＣＳに加わることに関心を示しているが、さらなるＢＲＩＣＳ拡大については現加盟国の間で意見が分かれている。
ブーチン氏は「グローバルサウス、グローバルイーストの国々が示すＢＲＩＣＳとの関係強化への前例のない関心を無視することは間違っている」としながらも、「同時にバランスを保つことも必要だ」と語った。同氏はその後、首脳会議の合間にトルコのエルドアン大統領およびイランのペゼシュキアン大統領と個別に会談した。
ＢＲＩＣＳの影響力は増している。加盟９カ国の経済規模は世界経済の26％、人口は世界の45％を占める。これに対し、主要７カ国（Ｇ７）の国内総生産（ＧＤＰ）は世界全体の44％、人口は10％相当だ。
ＢＲＩＣＳは首脳会議の最終声明で、「違法」な制裁が世界経済に及ぼす悪影響について懸念を表明。また、欧米主導の国際機関である世界銀行と国際通貨基金（ＩＭＦ）の改革を求め、「途上国の代表権拡大を検討」するよう呼びかけた。
このニュースの考察
ロシアが中心となりBRICs首脳会議がロシアのカザンで開かれました。
欧米がロシアに対して経済制裁を行っていますがプーチン大統領は健在です。
そして、アメリカがトップである事が気にいらない国が集まってできたのがBRICsです。
いわゆる敵の敵はお友達、です。今は、ですけども。
ロシア（プーチン）は自分がBRICsの中心だと思っているようですが、中国、インド、ブラジルが力を付ければまた分裂することになります。
取り敢えず今はBRICsという枠組みを作って欧米と対立使用という事です。
ＢＲＩＣＳには今年１月、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）とイラン、エジプト、エチオピアが新たに加盟。昨年までブラジルとロシア、インド、中国、南アフリカ共和国の５カ国体制だったＢＲＩＣＳが９カ国となっています。
ＢＲＩＣＳの影響力は増している。加盟９カ国の経済規模は世界経済の26％、人口は世界の45％を占める。これに対し、主要７カ国（Ｇ７）の国内総生産（ＧＤＰ）は世界全体の44％、人口は10％相当だ。
BRICsとG7,現在の経済規模はG7の方が大きいですが、ここの輸出産業の半分程度は中国に依存しています。
G7は成長＝物欲、（インフレ）＝欲求が膨れ上がっていくことが頭打ちです。
一方、中国やインドなどはこれから物欲＝インフレがもっと膨らみます。
その人口はBRICsの方が圧倒的に多いです。
将来の経済発展の可能性を考えれば圧倒的にBRICsの方が優位です。
しかし、ここをまとめるのが人の言う事を聞かないロシア、中国、インドです。
特にこの3か国は自分が一番だと思っています。
その証がこれです。
ＢＲＩＣＳは首脳会議の最終声明で、「違法」な制裁が世界経済に及ぼす悪影響について懸念を表明。また、欧米主導の国際機関である世界銀行と国際通貨基金（ＩＭＦ）の改革を求め、「途上国の代表権拡大を検討」するよう呼びかけた。
つまり、勝った方が正義なのです。
G7とロシア、どちらが違法なのか？
人間どうしが戦えば勝った方が正義です。
国も同じです。戦争でも経済でも勝った方が正義です。
アメリカはロシアや中国が気にいらないのであれば徹底的に潰すはずです。
でもそれをやらないのはその国を残しておいた方が良い事がある組織があるからです。
ここから誰かが、又はある組織が意図的に経済を破壊しにいきます。
全ては誰かの利益のために
NEW GREAT RESET
只今、無収入で記事を書いています。サポートしていただける方は↓下のボタンからお願い致します。
コメント