5 OCT. 2024
【ARK Invest】CEO/CIO キャシー・ウッドのマーケットとストラテジー2024年9月(日本語吹替版)がyou tubeに出ていたので紹介します。

今回は9月の経済統計とその中身の変化についてです。
サプライズがあった。
1小売売上高8月が伸びた。
個人の所得の伸びは0.3%で緩やかであった。貯蓄率が物凄く下がっている。
消費者は余裕がない状態である。特に雇用が軟調に推移している。
これは良くないこと。
ここから何が言えるのか?
小売業者は在庫を捌くために価格を下げている。名目で1%伸びた。実質では0.8%の伸び。
工業生産は0.6%減少した。
住宅関連の数字が弱かった。
住宅着工、建築許可、中古住宅販売、この数字が金融危機なみの低水準であった。
新築住宅の販売戸数はかなりのサプライズであった。
8月の単月で10.6%の伸び。
購買担当者指数、新規発注の数字がかなり悪い。かつてないほど下がっている。景気後退なみです。
つまり、経済の中の物の製造がかなりそスローダウンしている。
雇用が非常に弱い。
賃金、雇用、失業率は遅行指数である。
今後、失業率が上がるに連れて生産性が向上する。
失業率が上がるのは企業が価格設定能力を失っているから。
賃金上昇を抑え始めている。その結果、生産性が上がる。

上は名目GDPに対しての財政赤字率です。今は5%超で景気後退なみの高さである。
生活保護的な支出がなされている。

上は個人の貯蓄率です。
今は2005~07年にかけての歴史的な低水準に近づいている。
当時は人々は家を財布がわりにした。つまり、家を貸してそのお金で生活していた。
今もそうかもしれない。
これから失業率が増えると、貯蓄率は上昇する。アークは今後、貯蓄率が上がるとみている。
これが雇用の悪化と共に消費にブレーキをかける。
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