米国債メルトダウン、ピークから46%安-ITバブルや金融危機並み
by Bloomberg
米長期国債の最近の急落は、米国史上最もよく知られる相場メルトダウンの一部と肩を並べる様相を呈しつつある。
ブルームバーグの集計データによれば、償還年限が10年以上の米国債の価格は、 2020年3月のピークから46%下落した。01年のドットコムバブル崩壊に伴う米株価の下げ幅(49%)にわずかに届かないが、それに匹敵する大きさだ。
30年国債相場の崩れ方はさらにひどく、53%という下落率は、金融危機のどん底の株価暴落(57%)に近い。30年国債利回りは4日の取引で、2007年以降で初めて5%に達した後、ニューヨーク時間帯の取引終盤は4.86%前後に低下した。
米地銀株への空売り、SVB破綻後を上回る-債券急落で逆風強まる
by Bloomberg
米地方銀行の株価の下げを見越した投資が積み上がっている。広がる銀行セクター危機の不安が今春市場を動揺させたが、それをしのぐ水準を示す指標もある。
IHSマークイットのデータによれば、「SPDR S&P地方銀行ETF(ティッカーKRE)」の発行済み口数に占める空売りの割合は37%に急上昇し、今年3月のシリコンバレー銀行(SVB)破綻後を上回った。
米連邦準備制度が政策金利を当面高止まりさせる観測が強まり、債券相場が打撃を受ける中で、投機的ポジションが膨らみつつある。金利が最低水準だった状況で発行された固定利付債や低金利ローン債権を保有する銀行は、さらに大きな損失を被る恐れがある。
Bライリー・ウェルスのチーフ・マーケットストラテジスト、アーサー・ホーガン氏は「米国債利回りが放物線を描いて動く現状では、銀行、特に地銀が置かれる状況は厳しい。住宅ローン金利は8%に向かい、商業用不動産は価値が損なわれる状態が続く。3月時点で地銀の逆風として作用した全ての条件は好転するどころか、悪くなる一方だ」と指摘した。
この記事の考察
9月の後半から今日にかけて米国債10年利回りは4.7%超えてまだ上昇しています。
米国債2年利回との差が0.32%と縮まってきました。過去の例でいうとこの逆イールドが解消されてからリセッションが発生しています。
今回はどうなるのでしょうか?私の見解はリセッションではなく大恐慌がくると思っています。
その理由は、コロナショック→コロナバブル→前例のないスピードでの金利引き上げの影響です。
コロナショックの時に経済を支える為に無理やりお金をばらまきました。この量的緩和QEが大きすぎたのです。
この反動は必ずやってきます。
GREAT RESET
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