202 10月1日 経済EWS

投資

米政府閉鎖を回避、上院も期限直前につなぎ予算可決-大統領署名

by Bloomberg

議会は30日、政府機関の閉鎖を回避するため11月17日までのつなぎ予算案を可決した。混乱を招き費用のかかる政府機関閉鎖を土壇場で回避する見通しとなった。

  つなぎ予算案は10月1日午前0時の期限を数時間後に控えて上下両院で可決された。ウクライナへの新たな支援は含まれていないが、民主・共和両党は、より長期的な連邦政府予算について交渉する時間を確保した。

バイデン大統領は同日、つなぎ予算案に署名した。大統領は声明で、「今夜、上下両院の超党派の多数決によって政府機能を維持し、何百万人もの勤勉な米国民に無用な苦痛を与えることになる不必要な危機を防ぐことができた」と評価した。

マッカーシー下院議長が土壇場で妥協案を押し通したことから上院での最終的な可決につながった。共和党の右派はマッカーシー下院議長が政府機関を閉鎖しなければ議長解任も辞さない構えを見せていたが、議会の大部分は政府閉鎖について有権者に極めて不人気な措置だとみていた。

  つなぎ予算案は12時間足らずで両院を通過し、通常動きが鈍い議会では異例の速さだった。

政府機関閉鎖のリスクを巡ってはここ数日、米国民から世界の投資家までが米議会の動向を注視していた。エコノミストらは、長期的な政府機関閉鎖となった場合に、失業者を出さずにインフレを抑制する米金融当局の取り組みに支障が出ると予想。市場では、審議行き詰まりが米国の統治に関する受け止めをさらに悪化させかねないとみられていた。

つなぎ予算案は、共和党の強硬派が要求する大幅な歳出削減や国境政策を欠く内容だが、激しく分裂するワシントンでは異例の超党派での勝利となった。

  民主党のシューマー上院院内総務は採決後に「政府を人質に取ろうとした共和党強硬派は結局、何も得られなかった」と述べた。

  ただ、ウクライナ支援が除外されたことは、少なくとも当面、ゼレンスキー大統領にとっては痛手だ。ゼレンスキー大統領は先週、バイデン米大統領や議員らと会談し、F16戦闘機や、長距離ミサイルシステム「ATACMS」など、新たな兵器システムの供与を要求していた。

バイデン大統領は「ウクライナに対する米国の支援が中断されることは、いかなる状況においても許されない」と述べ、マッカーシー下院議長がウクライナ支援策を別途可決することを約束したと付け加えた。

  上院での採決結果は賛成88票、反対9票だった。下院は同日午後に、民主党議員ほぼ全員と共和党議員の半数以上の賛成を得て同案を可決していた。ウクライナ支援の予算措置を支持する両党議員は、それについては別途処理できるとの考えを示している。

この記事の考察

この時期にアメリカの政府機関閉鎖となれば世界経済の混乱は間違いないところだった。まあ、出来レースだったと言わざるを得ないです。
しかし、ウクライナへの支援が後回しにされたのは仕方がない。バイデン大統領の人気取りのために11月17日までにやれば良いという考えだろうか?

アメリカの大統領選挙を約1年後に控えており、バイデンの人気取りの戦術は加速していくことになるでしょう。


ただ、一般消費者は物価高に苦しんでいる、ストライキ→給与アップ→企業の業績圧迫→商品価格アップ→高インフレのサイクルを止めることはできるだろうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました