三菱自が中国生産撤退へ、合弁相手の広汽集団と最終調整-報道
by Bloomberg
三菱自動車が中国での自動車生産から撤退する方針を固め、合弁相手の広州汽車集団と最終調整に入ったと、日本経済新聞が27日に報じた。
報道によると、三菱自は同社と合弁相手の広汽集団の合弁会社「広汽三菱汽車」が運営する湖南省の長沙工場での生産から撤退する。三菱自唯一の中国新車工場だが、販売低迷を受け3月から新車生産を停止しており、再開を断念する。
広汽三菱には広汽集団が5割、三菱自が3割、三菱商事が2割を出資。合弁会社は存続するが、三菱自と三菱商は出資分を引き揚げる見込みとしている。
三菱自広報担当の井上徹二氏は報道について当社の発表ではないとした上で、今後については、「株主間で話し合いを続けており、決まったことは何もない」とした。
この記事の考察
三菱自動車はいい判断だったと思います。これで中国からの撤退はスズキ自動車に次ぎ2社目となる。
遅かれ早かれ世界の経済圏はアメリカ、欧州、日本を中心とする西側とBRICSに二分されることになっていきます。
引くのであれば早い決断の方が良い結果をもたらすでしょう。
BRICS [類は友を呼ぶ]ということわざ、のとおり、アメリカが一番であるのが気に入らない国の集まりである。だが、決してこの国同士は仲が良いわけではありません。
とりあえず今は手を組んでおこうというだけです。特にインドは中国と仲があまり良いわけではない。
ロシアが戦争を始めたことにより、世界経済は二分されることになるでしょう。問題はその後です。
経済力がないことが判明したロシアはBRICSのリーダ-にはなれない。漁夫の利をえる中国がとりあえずのリーダ-になるでしょう。
インドはロシアと中国がもめはじて、こじれるの待って第4の利を得てBRICSのリーダ-になるか、もしくはBRISCを出て、南アジア諸国の新たな共同体(インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン等)を作って経済圏を構築するでしょう。
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