米国債投資家、どの程度のリスク取るか判断迫られる-利回り上昇で
by Bloomberg
米国債についてどの程度のリスクを取るべきか、投資家は極めて重要な判断を迫られている。10年債利回りが2007年以来の高水準を付けた一方、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長率いる金融当局は利上げがほぼ終了したとのシグナルを発している。
個人投資家は資金を現金に振り向けているのに対し、多くのポートフォリオマネジャーが今問われるのは他の方向にどのくらい踏み込むかだ。2年債利回りは5%を上回り06年以来の高水準にあり、10年債利回りは22日に一時07年以来の4.5%台となった。
コロンビア・スレッドニードルのグローバル金利ストラテジスト、エド・アルフセイニ氏は、米金融当局が数年以内に利下げに転じた場合に好パフォーマンスが期待できるとして、期間が短めの米国債に投資妙味があるとみる。
米経済の底堅さや国債入札の規模拡大を背景に利回りは急上昇しているが、期間が短めの債券であれば、今年に入り投資家に最も痛みをもたらしているような、期間が長めの米国債に絡んだ追加的なリスクを避けることにもなる。
この記事の考察
FRBの思惑通りではないでしょうか?短期の国債の利回りが5%を超えていけば資金は株よりも国債の方に流れていくことになるでしょう。
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