PPI,11月

投資

13 DEC. 2024 経済NEWS

日本時間の22時30分、アメリカのPPI,11月がはBLSより発表されました。

生データです。

PPI、生産者物価指数総合11月は前年同月比プラス3.0%となりました。
予想値が2.6%だったのに対して0.4%も上に振れました。

先月比もプラス0.4%となり、予想値0.2%に対してプラス0.2%となっています。
これはインフレがまた高くなってきている事を示しています。

コア生産者物価指数11月は前年同月比プラス3.4%となりました。
予想値が3.2%だったのに対して0.2%上に振れました。
これもインフレがまた高くなっていることを示しています。

また先月からの伸びも加速しています。これは生産者側でのインフレ懸念がある事を示唆しています。

PPIは10月分、11月分を見るとインフレが確実に高くなってきている兆候を示しています。

来週のFOMCで利下げがあると予想されていますが、ここで利下げすると更にインフレが進んでしまいます。

上はCME FEDWATCH TOOLです。
12月18日のFOMCで25bp(1bp=0.01%)0.25%の利下げがあるとする確率が97.51%となっています。

日銀が利上げをすかどうか発表するのはその日の14時間後です。

ドル円の為替レートは円安傾向です。152円後半になっています。

本来ならば日米の金利差が縮小方向なので円高に動くはずです。

為替市場ではアメリカのインフレが再燃すると見ています。
この為、2025年はFOMCの利下げスピードが下がる、又は利上げに転じると考えています。

Bloombergでは以下のようなニュースが出ています。

米PPIは予想に反して加速、卵急騰-PCE価格項目は伸び抑制

11月の米生産者物価指数(PPI)は、市場予想に反して前月比での伸びが加速した。卵価格の急騰が影響した。ただ、米金融当局が重視する個人消費支出(PCE)価格指数の算出に使われる項目は、総じて伸びが抑制された。

11月は前月比の伸びが6月以来の大きさとなった。前年同月比では2023年の早い時期以来の大幅上昇。

  変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPPIは前月比0.2%上昇(市場予想0.2%上昇)、前年同月比では3.4%上昇(予想3.2%上昇)だった。

 エコノミストがPPIに注目するのは、いくつかの項目がPCE価格指数の算出に用いられるためだ。これら項目のうち、病院での診療や介護施設でのケアサービス、在宅医療といったヘルスケア分野は、上昇率がほぼ横ばいにとどまった。ポートフォリオ管理サービスと航空運賃は低下した。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)のエコノミストらは、この日のPPIと前日の消費者物価指数(CPI)を受け、20日に発表される11月のPCEコア価格指数を前月比0.1%上昇と予想。予想通りとなれば、6カ月ぶりの低い伸びとなる。

  BofAは「当社の予測が正しければ安心材料となり、このところのインフレ軌道に関する懸念も和らぐ」と、リポートで指摘。その上で「とはいえ、その先の見通しは不透明なままだ。物価抑制の進展は最近停滞しており、インフレ上振れのリスクもある」と述べた。

  財の価格は0.7%上昇と、2月以来の大きな伸び。発表元の労働統計局は、その80%余りが食品価格上昇によるものだと説明した。卵の価格は前月比55%上昇。主として鳥インフルエンザの影響を受けた。食品価格全体では3.1%上昇と、2年ぶりの大幅上昇を記録した。

  一方でサービス価格は0.2%上昇と、4カ月間で最も低い伸び。食品とエネルギーを除いた財価格も0.2%上昇となった。

  この日別途発表された米新規失業保険申請件数は、ホリデーシーズンを控えてデータが触れやすい中、2カ月ぶりの高水準となった。

原題

ここから誰かが、又はある組織が意図的に経済を破壊しにいきます。

全ては誰かの利益のために

 NEW GREAT RESET

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