日銀、また利上げ

投資

25 OCT.2024 経済NEWS

日銀が12月に利上げする予想が高まってきました。

この要因の一番は10月4日に発表されたアメリカの9月雇用統計になります。

今はまた円安が進行しています。

アメリカの雇用統計がショックなほど良かった為、市場の考えが反転しました。

この雇用統計のあとアメリカの経済は底堅いと捉えられ、アメリカの金利引き下げが遅れるという考えになりました。

この後アメリカ国債利回りは上昇しています。

10年債利回りは4.2%台に対しています。

これで日米の金利差がまた開き米ドルに魅了が出ています。

円を売ってドルを買う、円キャリートレードが復活しています。

この結果、ドル円の為替レートは152円後半になっています。

つまり、日銀は利上げする口実ができたことになります。

7月31日の時と似ています。
この時も円安が進み、輸入品の物価上昇を抑えるという考えで利上げしました。

今回も過度な円安進行は良くないとか言って、利上げをやるでしょう。
時期は12月が有力です。

Bloombergからは以下のようなニュースが出ています。

日銀追加利上げは12月予想がなお半数超、今月は現状維持

日本銀行による追加利上げのタイミングについて、なお日銀ウオッチャーの半数超が12月の金融政策決定会合を予想している。今月30、31日の会合では、ほぼ全員が金融政策の現状維持が決まるとみている。

  ブルームバーグが17-22日にエコノミスト53人を対象に実施した調査によると、日銀が現在0.25%程度の政策金利を引き上げる時期に関して、53%が12月を予想した。次いで来年1月が32%となり、両会合で計85%を占めた。9月会合前の前回調査では12月が今回と同じ53%で、1月は19%。前回は15%だった今月会合での利上げ予想は今回1人にとどまった。

調査リポート:日銀10月会合は現状維持予測-1月までに利上げが8割超

植田和男総裁が9月会合後の記者会見以降、政策判断に「時間的な余裕はある」との見解を重ねて示していることや、日本の衆院選と米大統領選という日米の重大な政治イベントを控えた不透明感の強まりなどが、今月会合での政策維持を見込む背景となっている。その一方で、全体としてエコノミストによる早期の追加利上げ期待は維持されていると言える。

岡三証券の長谷川直也チーフ債券ストラテジストは、今会合の注目点について、経済・物価情勢の展望(展望リポート)や総裁会見で「12月会合での利上げの可能性があることを示唆するかどうかだ」と指摘。見通しの確度が高まっているとの記述があったり、総裁が9月会合以降の円安進行で物価の上振れリスクが高まっているなどの見解を示したりすれば、「市場は次回会合での利上げを意識するだろう」とみる。

  複数の関係者によると、日銀は今月の会合で追加利上げを急ぐ必要性は乏しいとの認識を強めている。もっとも、物価情勢は2%目標の実現に向けて着実に前進しており、その後の追加利上げの可能性は排除されない状況だという。日銀は経済・物価が見通しに沿って推移していけば、政策金利を引き上げて金融緩和の度合いを調整していく方針を示している。

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