ショック、再来

投資

4 SEP. 2024 経済 NEWS2

9月のアメリカ市況は暴落で始まりました。

特にテック企業の多いNASUDAQは3%を超える下げとなりました。

目立ったのがNVDAです。

エヌビディア株急落、2789億ドル吹き飛ぶ-米1銘柄として過去最大

by Bloomberg

世界的なリスク資産離れの波に米株価が急落してから約4週間後、半導体メーカー株売却の動きが新たな株安をもたらした。業界アナリスト2人が人工知能(AI)を取り巻く熱狂は行き過ぎだと懸念を再び提起した。

  レーバーデー連休明け3日の米株式市場で、AI向け半導体メーカー大手エヌビディア株は9.5%下落し、2789億ドル(約40兆5460億円)が吹き飛んだ。米1銘柄として過去最大となる。

  エヌビディアが先月28日に発表した売上高見通しが投資家の高い期待に届かず、同社株のその後の3営業日の下落幅は計14%に達している。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)を構成する30銘柄は3日にいずれも少なくとも5.4%の下落となり、SOXは2020年3月以来の大幅下落を記録した。

オン・セミコンダクターとKLA、モノリシック・パワー・システムズは9%強下げて、ナスダック100指数の下げ幅は3.2%近くに達した。

  エヌビディアの反トラスト法(独占禁止法)違反の証拠を求め、同社や他の企業に米司法省が文書提出命令状を送付したのを受け、エヌビディア株は通常取引終了後の時間外取引で一時さらに2%下落した。

エヌビディアに米司法省が文書提出命令、反トラスト法調査本格化

  9月は歴史的に見て、株式にとってボラティリティーが高い月だが、そのスタートが波乱含みとなったのには他にも理由がある。

 中国の成長を巡る懸念で、石油や銅などの商品相場に動揺が広がったほか、米供給管理協会(ISM)が発表した8月の製造業総合景況指数は5カ月連続で活動縮小となる一方で仕入れ価格指数は上昇し、インフレタカ派には潜在的に憂慮すべき兆候を示した。

  ただ、テクノロジー株下落の最も強力な契機となったのは、AIが世界経済を刷新するとの見通しが実現されるには程遠く、膨大なバリュエーションを正当化するのは困難だとする新たな警告だ。

JPモルガン・アセット・マネジメント(JPAM)とブラックロック・インベストメント・インスティテュート(BII)がそれぞれこうした趣旨の見解を示したもので、このうちJPAMのマイケル・センバレスト氏は、テクノロジー以外の企業からのAIサービス需要が増加し始めない限り、AIへの支出は正当化されないだろうと警告した。

  また、BIIのジャン・ボアバン氏は、AIが飛躍するまでには「忍耐が必要」で、「数四半期ではなく数年」のプロセスだとする見方を表明した。

  こうした警告はもちろん目新しいものではない。アルファベットはAI支出急増に見合った利益拡大が見込まれないとして7月に株安に見舞われ、大手テクノロジー株からのローテーションの動きを促した。

  しかし今回は、米金融当局が今月17、18両日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で利下げに踏み切る前に、同国経済が急激に悪化することはないとの見通しを主な材料に、株価が8月終盤に過去最高値に迫った状況で、新たな警告が発信された。

半導体銘柄への打撃は広範囲にわたり、SOXで今年、下から2番目のパフォーマンスとなっているインテルが8.8%安、半導体製造装置で米最大手のアプライド・マテリアルズは7%安。台湾積体電路製造(TSMC)の米国預託証券(ADR)も7%近く下げた。このほかアルファベットやマイクロソフト、アップルも下落した。

  マーフィー&シルベスト・ウェルス・マネジメントのシニアウェルスマネジャー、ポール・ノルテ氏は、大手テクノロジー企業を除けば「AIは経済全体に普及していない」と指摘。AI支出に絡んだ投資収益率(ROI)にも「引き続き大きな疑問がある」と語り、「バリュエーションの面では、まだ押し目買いに魅力を感じる地点にない」と話した。

原題

AI関連の企業の株価が総崩れとなりました。

その要因となったのがISMが発表した製造業景況指数-8月だったとニュースでは報じています。

以下Bloombergのニュース

【米供給管理協会(ISM)が発表した8月の製造業総合景況指数は、5カ月連続で活動縮小となった。生産の指数は5カ月連続で低下。縮小圏でさらに下げ、2020年5月以来の低水準に落ち込んだ。新規受注の指数も縮小圏にとどまり、15カ月ぶりの低水準。新規輸出受注も縮小が続き、1月以来の低い水準となった。雇用指数は前月から上昇したものの、3カ月連続で縮小を示した。】

ISM

【(アリゾナ州テンピ)—製造業部門の経済活動は8月に5か月連続で縮小し、過去22か月間で21回目となったと、米国のサプライチェーン幹部が最新の製造業ISM®ビジネス レポート®で発表した。

このレポートは、サプライマネジメント協会 (ISM ® ) 製造業調査委員会の委員長である Timothy R. Fiore 氏 (CPSM、CPM) によって本日発表されました。

「8月の製造業PMI®
47.2%となり、7月の46.8%から0.4%上昇しました。2020年4月に1か月間の縮小があった後、経済全体は52か月連続で拡大を続けました。(一定期間にわたって製造業PMI®が
42.5 %を超えると、一般的に経済全体が拡大していることを示します。)新規受注指数は引き続き縮小領域にあり、7月の47.4%から2.8%低い44.6%となりました。8月の生産指数(44.8%)は、7月の45.9%から1.1%低下しました。価格指数は54%となり、7月の52.9%から1.1%上昇しました。受注残指数は43.6%となり、7月の41.7%から1.9%上昇しました。雇用指数は46%となり、7月の43.4%から2.6%ポイント上昇した。

「サプライヤー納入指数は納入の減速を示し、7 月の 52.6% より 2.1% 低い 50.5% を記録しました。(サプライヤー納入は、ISM ® Report On Business ®指数の中で唯一反転しています。50% を超える数値は納入の減速を示し、これは経済が改善し、顧客の需要が増加すると一般的に起こります。) 在庫指数は 50.3% を記録し、7 月の 44.5% より 5.8% 上昇しました。

「新規輸出受注指数は48.6%で、7月の49%より0.4%低い。輸入指数は8月も縮小傾向にあり、49.6%で、7月の48.6%より1%高い。」】

このレポートでは製造業の減速を示しています。
また、新規受注指数も縮小方向にあると言っています。

4日の日本市場も暴落しています。

日経平均一時3%安、米景気懸念で心理悪化-東証全33業種が値下がり

【4日の東京株式相場は大幅に下落。日経平均株価は節目の3万8000円を下回り、下落率は一時3%を超えた。8月の米供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数が市場予想を下回り、米経済への懸念から投資家心理が冷え込んでいる。

  米国市場でエヌビディアが急落するなどハイテク株が安く、日本市場でも半導体関連銘柄の下げが目立つ。金利低下が嫌気され、銀行や保険といった金融株も値を下げている。東証の全33業種が下落している。】

ドル円が145円台です。まだこの水準で保っているのが不思議です。
逆に言うとドル円が145円台なので、日経平均は3.6%の下落で済んでいます。

6日に発表される米雇用統計まではボラティリティが高いです。

↑はSBI証券のヒートマップです。
ほとんどの業種で下がっています。
日本は金利を上げる局面ですが、銀行と保険株も下がっています。

午後に入り下げ幅を拡大しました。

↑はCFD,日経平均です。
下の画面が1時間足チャートです。
これを見ると今日は始まってからずうっと下がり続けています。

他の国の株価指数も下がっています。

誰かが、またはある組織が意図的に経済を破壊しにいきます。

全ては誰かの利益のために

 NEW GREAT RESET

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