暴落でも利益がとれる投信信託 AUG.2024
SBI-SBI-Man リキッド・トレンド・ファンド
(愛称:リキッド・トレンド)
という名前の投資信託がSBI証券から発売されました。
8月19日から運用開始です。
NISA対象銘柄ではありません。注意は必要です。
この投資信託は今までの商品と全く違います。
これまでの主な投資信託は株価指数(インデックス)、債権、物(金、銀、原油)等、
価格が上昇する局面での利益を追及するものです。
世界の経済、需要というのは基本的に膨らんでいきます。
これが成長、=インフレです。
20年、30年という長い期間になればなるほど経済の成長は右肩上がりになります。
この成長率=インフレ率が2%強というのが理想とされています。
しかし、短期間、中期間では何回も調整、暴落が起こります。
例を上げるとITバブル崩壊、リーマンショック、コロナショック、等です。
↑はS&P500の月足チャートです。
25年間くらいのスパンで見ると2000年のITバブル崩壊、
2008年のリーマンショックなどは大した事はないように見えます。
薄い緑色の所が景気後退期、リセッション期間です。
2022年の下げ局面の方が大きいです。
この時はコロナショック後のコロナバブル調整とウクライナ侵攻が重なりました。がリセッションにはなりませんでした。
緩やかな右肩上がりであれば何の心配もなく投資=貯蓄と思って続ける事が出来ます。
しかし、必ず調整、暴落はやってきます。
今が上がっている時なのか、下がっている時なのか、誰にも分かりません。
特に投資をしている人達は不安になります。
私もそうです。
特に下がっている時は、この下げがどこまで下がるのか、いつまで続くのかという心理状態になります。
そして、資産がマイナス30%、80%となってしまい、耐えられなくなって売ってしまいます。
この投資信託の特徴1
SBI-SBI-Man リキッド・トレンド・ファンドというのは上げ局面でも、下げ局面でも利益を上げることできる投資信託のようです。
目論見書を見て見ます。
これを見ても分からないという人のために簡単に説明します。
この投資信託はその時の流れ、トレンドに従って自動的に売買して利益を追及することを目指しています。
上げる局面は理解できると思います。
現物取引がそうです。
今、買って、価格が上がったら売るという手法です。
下げる局面でも利益を出す、ということについて説明します。
今、売って、将来、価格が下がったら買い戻す、ということをやります。
いわゆる先物取引です。
例えば、Goldで説明します。
現在の価格が1万円だとします。
このGoldは自分が持っていなくても出来ます。
これを誰かに借りて、今、1万円で売ります。
3ヶ月後価格が6000円になった時に買い戻せば4000円の利益がでる事になります。
借りているので借り入れコストといのが発生します。
このコストが2000円であれば2000円の利益となります。
これは机上の計算なのでこんなに簡単にはいきません。
しかし、ヘッジファンドと呼ばれている機関はこれを頻繫に行って利益を上げています。
そして、この対象として↓をあげています。
手数料
大事な事、手数料です。
SBI証券のサイトでは上の様になっています。
しかし、目論見書を見てみると下の様になっています。
結論からいうとSBI証券のサイトの通りです。
買い付け手数料、は0円です。
目論見書に購入時手数料3.3%と書いてあったのでSBI証券に問い合わせしました。
SBI証券でも分からくて、SBIアセットマネジメント株式会社に聞いてくださいと言われました。
SBIアセットマネジメントに直接、電話で聞きました。
購入時手数料は販売会社が決めているとのことです。
つまり、SBI証券が買い付け手数料0としているので、買う時の手数料は0円です。
信託報酬はかかります。
0.998%/年です。
これでも破格の安さだということです。
この投資信託の特徴2
この投資信託の詳しい内容、解説がYou Tubeに出ています。
見る暇がない方に抜粋して説明します。
分配金は出ません。
この投資信託はヘッジファンドと同じ手法です。
株式と債権は必ずしも相関関係になっていません。
株式、債権、に代わる代替(オルタナティブ)運用商品を低コストで提供しています。
伝統資産と相関関係がないということです。
↑は過去のデータでシュミレ-ションしたものです。
ITバブル崩壊、リーマンショック、ウクライナ危機でも利益をあげています。
通貨危機で利益がとれなかったのはその期間が短かったからです。
98年からのシュミレ-ションです。
他のヘッジファンドは2%の手数料、成功報酬20%だそうです。
これをこの投資信託と比べると上のラインの差になるということです。
この投資信託だと26倍となり、その他の投資信託11倍に比べて優れているとのことです。
うえはこの投資信託を組み入れた場合のシュミレ-ションだそうです。
この投資信託を60%、全世界の株式を40%にするとリスクが少なく、リターンが13%期待できるそうです。
この売買はルールに従ってコンピューターが自動で行うそうです。
ルールはMANという会社が独自に開発したものだそうです。
AIとは違うそうです。
結論
この投資信託を買うかですが?
ここまで聞いたらいいことばかりです。
何故、NISAに入らなかったのか?
それは先物取引が入っているからだそうです。
先物取引がダメで現物取引がOKという金融庁のスタンスも分かりません。
年率のリターンが13%というのは信じられません。
普通の投資では年率4~5%あれば良しとします。
世界の富裕層がもっと高いコストを払ってヘッジファンドを雇っているそうです。
私が他で聞いたのは年率2~3%で複利運用している、という内容でした。
だからこの13%というのはちょっとうさんくさいです。
ただ、SBIアセットマネジメント会社が噓を言っているとも思えません。
なので、私は試しに少しだけ買って経過を見てみようと思います。
ヘッジファンドの手法がこの低コスト0.998%でできると考えれば買いだと思います。
全ては誰かの利益のために
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