アメリカ市場暴落

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6 AUG. 2024 経済NEWS

8月5日のアメリカ市場は暴落しました。

ハイテク企業で構成されるNASDAQ,NASDAQ100の下落率が大きいです。

↑はNASDAQ100の日足チャートチャートです。
赤の線が200日移動平均線です。
これを見ると5日に下落した後に6日のCFD取引で戻っています。

しかし、200日移動平均線で止まっています。
この線でしばらく攻防が続くと思います。

↑は恐怖指数です。

VIX指数: VIX Index)またはCBOEボラティリティ指数: CBOE Volatility Index)とは、シカゴ・オプション取引所(CBOE)が、S&P 500を対象とするオプション取引の満期30日のインプライド・ボラティリティを元に算出し、1993年より公表しているボラティリティ指数

VIX指数は今後30日間のS&P 500の予想変動範囲を表しています。

これが38にまで急上昇しています。


S&P500のボラティリティが大きくなることを示しています。
つまり、S&P500が今後、10%位の変化をする可能性が高いです。
ボラティリティが大きくなると下落する確率が高いです。

VIXは今は38です。
コロナショックの時は57
リーマンショックの時は61でした。

なので、まだこれからどうなるか分かりません。

専門家の大半の意見は楽観的です。

等です。

この感覚のずれはどこからきているのでしょうか?

それはFRBの政府関係者と市場参加者の考え方の違い。いわゆるポジショントークが入っています。

アメリカの大統領選挙を控えた政府は経済が軟調であるとは認めたくはないです。

一方、市場参加者はデータ、指標を大事にします。今どうなっているのか、今後どうなるのかを重要視します。

↑は8月2日に発表された失業率です。悪化しています。

サーム・ルールが点灯しました。
つまり、過去の例からリセッション入りする確率が高くなったということです。

「サーム・ルール」とは、元FRBエコノミストのクラウディア・サーム氏が考案したもので、「失業率の3ヶ月移動平均が、過去12ヶ月の最低値から0.5%上昇した時に景気後退が示唆される」というものです。そして、今回7月の失業率の上昇を受けて、指標の数値は0.53となり「サーム・ルール」に基づく景気後退シグナルが点灯しました。

当の本人はBloombergに対してこう述べています。

元米連邦準備制度理事会(FRB)エコノミストのクラウディア・サーム氏は、米国はまだリセッション(景気後退)に陥ってはいないが、それに「不快なほど近い」と述べた。また、米金融当局者は増大するリスクを考慮に入れるため、アプローチを調整する可能性があるとの見方を示した。

つまり、市場参加者の考え方はリセッション入りが迫っている。
思った以上にアメリカの経済は冷え込んでいる、ということです。

アメリカ労働局BLSの公式な雇用統計は次の表です。

詳しい解説は私のブログでしていますのでこちらもご覧ください。

このデータを基にBloomberg,日経新聞が解説しています。

しかし、実体はもっと酷いことになってきています。

↓もBLSが出しているデータです。これに触れているのはレバナス一本リーマンというYou Tuberです。
雇用統計の生データです。

こっちが本当の生データだそうです。
158445-159360=マイナス91.5万人

これが本当の数字ならアメリカの経済は既にリセッション入りしています。

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