もしトラ
米国債、トランプ氏勝利予想なら10年債利回り5%も-クロックタワー
by Bloomberg
米大統領選でドナルド・トランプ氏が勝利する確率が上昇し続ければ、10年物米国債利回りは選挙前に5%に近づくリスクがあると、資産運用会社クロックタワー・グループが予想した。
トランプ氏勝利への期待が高まれば「債券市場はより高いレベルの放漫財政を織り込み始めるだろう。経済が減速している時に債券利回りが上昇したらどうなるか。市場が大混乱に陥る可能性がある」と、クロックタワーのチーフストラテジスト、マルコ・パピック氏がリポートで指摘した。
パピック氏の主張は、共和党の大統領の下で議会共和党は常に財政規律が緩むというものだ。同氏はトランプ大統領時代の2017年の減税・雇用法を例に挙げた。
現在のコンセンサスは、トランプ氏勝利の確率25%程度を示唆しているが、クロックタワーは50%に近いとみており、その場合10年債利回りはコンセンサスの4.5%ではなく4.8-5%になると同氏はリポートで試算した。
同社は昨年9月、トランプ氏勝利について「接戦で予測がつかない」から確率60%に引き上げ、この結果はドルや新興国市場など全てに波及する可能性があると警告した。
パピック氏は、トランプ氏の当選は債券にとって「壮大な災難」だとみており、16年の同氏勝利後の2週間に利回りが50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)近く上昇したと指摘している。
米10年債利回りは現在、トランプ氏が当選した16年11月の水準を250bp余り上回っている。さらに、米国の高金利が長期化するとの懸念から、利回りは4.5%前後で高止まりしており、ボラティリティー上昇のリスクを高めている。
ポピュリストの台頭という潜在的なリスクが債券市場を覆うことになれば「実体経済は成長鈍化と借り入れコストの上昇という悪循環に直面することになる」とパピック氏は分析。
この記事の考察
もしトラがくれば、アメリカの10年債利回りが5%になるというのは疑問である。
FRBの利下げが予想される中、もしトラがきたならばこの予想が覆る事になる。
そもそも、2024の3月に利下げが始まり、2024年は3回の利下げが行われるはずであった。
しかし、2024年、7月まで利下げがないという予想に変わってきた。
9月でも44.4%の確立で利下げがないという予想になってきている。
これでもしトラがきたならば2024年は利下げがないという事になる。
それでもアメリカ経済は強い。
現在のFFレート5.5%は高いのだろうか?
ここまでアメリカ経済が強いとこのFFレートがちょうどいいということにならないだろうか?
CPI,雇用統計などBLSがアメリ政府の都合の良い数字を出している事に気づいている人はどれだけいるだろうか?
全ては誰かの利益のために
NEW GREAT RESET
只今、無収入で記事を書いています。サポートしていただける方は↓下のボタンからお願い致します。
コメント