2023 12月7日 経済NEWS

投資

スペースX評価額、26兆円以上に-インサイダー保有株売却を協議

by Bloomberg

イーロン・マスク氏率いる米宇宙開発企業スペースXは、企業価値を1750億ドル(約26兆円)以上と評価する形でインサイダー保有株の売却に向けた協議を開始した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  機密情報だとして匿名で語った一部関係者によると、スペースXは5億ドルから7億5000万ドルのレンジとなる可能性のあるテンダーオファーを議論している。スペースXは1株95ドル程度での売却を検討しているという。

  条件と規模は、インサイダーの売り手と買い手の関心次第で変わる可能性がある。

1750億ドルという水準は、同社が今夏のテンダーオファーで得た1500億ドルの評価額を上回り、ブルームバーグの集計データによれば、時価総額1790億ドルのTモバイルUSや同1770億ドルのナイキ、同1760億ドルのチャイナモバイル(中国移動)とほぼ並ぶ規模となる。

  スペースXの担当者に取材を試みたがすぐには返答はなかった。

カリフォルニア州ホーソーンを拠点とするスペースXは、自社開発のロケット「ファルコン」による商業衛星打ち上げサービスを手掛けており、同市場で圧倒的シェアを持つ。民間だけでなく、米航空宇宙局(NASA)など政府機関も顧客とする。さらに、衛星通信サービス「スターリンク」も運営する。

  ブルームバーグ・ニュースが先月報じたところによると、スペースXの今年の売上高は、ロケット打ち上げやスターリンク事業全体で約90億ドルに上る見通しで、2024年には150億ドル前後に達すると予測されている。同社はスターリンクについて、早ければ24年後半の新規株式公開(IPO)を検討している。

この記事の考察

テスラは今では投資をやっている人なら誰でも知っている銘柄である。

私みたいな人間は【イーロン・マスク氏率いる】というだけで惹きつけられる。スペースXも知っている人は多いだろう。そして、2匹目のドジョウをみんな期待しているはずである。

だだ、イーロン・マスクの理想はもっと先にあるようだ。テスラ、スペースX,Neuralinkもその理想を追い求める過程なのだろうか?

テンダー・オファー(Tender Offer)とは?

テンダー・オファー(Tender Offer)とは、公開株式を所有する株主に対して、ある一定の期間内に所定の価格でその株式を買い取る意向を公に表明し、その株式を実際に買い取る行為を指します。これは、通常、企業の株式の過半数を取得することを目的として行われ、結果的にその企業の経営権を握ることを目指すものです。
テンダー・オファーは、テイクオーバービット(Take Over Bid)とも呼ばれ、M&Aでは略してTOBといわれることもあります。
例えば、ある企業Aが別の企業Bの株式の50%以上を取得することで、企業Bの経営権を握りたいと考えた場合、企業Bの株主に対して一定の価格で株式を売却するようオファーします。そして、十分な数の株主がこのオファーを受け入れることで、企業Aは企業Bの経営権を手中に収めることができるのです。

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