2023 9月17日 経済NEWS

投資

ECBの利下げはやって来る、ラガルド総裁が否定でも-市場織り込む

by Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、政策委員会で利下げの検討はされていないと主張したが、投資家は早くも利下げを織り込みつつある。

ラガルド氏は14日、10会合連続の利上げをECBが決定した後の記者会見で、利下げは「そのような言葉を口にすることさえしなかった」と強調した。だが、会見中に短期金融市場は2024年中に0.75ポイント前後の利下げがあることを織り込みに行き、初回の利下げは早ければ来年6月にもあると見込まれた。シティグループとバークレイズのアナリストは、来年に1ポイントの利下げを予想している。

市場とECBの見解が食い違うのはこれが初めてではないものの、ラガルド氏の明確なシグナルに反する動きだ。欧州の成長低迷と目標を上回るインフレに対して適切な対応は何か、政策当局と投資家の考えに相違があることが浮き彫りになる。

それでも、市場は厳しさを増す経済成長見通しに注目。これがユーロを圧迫し、ユーロは対ドルで過去最長の9週連続下落に向かっている。今週は0.3%安で、6カ月ぶり安値に近い1.067ドル前後で取引されている。

この記事の考察

EU圏は既にスタグフレーションの入り口に立ったと言えるでしょう。ドル⇔円が147円後半なのに、ユーロ⇔円は157円後半である。

ユーロ⇔ドルは1.066であり、ドルに対して安くなってきてます。
アメリカ米ドルの一人勝ちです。

ユーロ圏はこれからしばらく高インフレの物価上昇と景気後退のスタグフレーションに苦しんでいくことになりそうです。

プーチンとそれをあやつっている団体の思惑通りです。

ただ、これは日本人から言わせると、今まで大して仕事もしないで高い報酬を得てきたツケが回ってきているのではないでしょうか。 アリとキリギリスです。


コメント

タイトルとURLをコピーしました