7 NOV. 2025 経済NEWS
アメリカの雇用統計は本来であれば毎月の第一金曜日に発表されます。
しかし、米政府機関の一部閉鎖により先月に続き今月も発表が延期となりました。


この為、ADP雇用統計が注目されています。
豆知識
ADP雇用統計は、米国の給与計算などの人事関連業務の大手代行会社である、ADP(Automatic Data Processing, Inc.)社が発表する雇用調査レポートです。ADP社の約50万社のクライアント、2300万人以上の給与計算データを基に、Macroeconomic Advisers, LLC(マクロエコノミック・アドバイザーズ)社が非農業雇用者数などの予測を作成しています。サンプル数の多さ、米国労働省から発表される雇用統計に近い算出手法をとっていること、また、雇用統計の2日前に発表されることなどから注目されています。しかし、2006年5月開始と歴史が浅く、集計方法も変更されることがあり、また、雇用統計の数字と乖離がある場合も多いことから注意も必要です。
By 楽天証券
原文です。

民間企業は10月に4万2000人の雇用を増やした
- 先月は2ヶ月続いた雇用低迷から回復を見せたものの、回復の兆しは広範囲に及ばなかった。教育・ヘルスケア、貿易・運輸・公益事業が成長を牽引した。専門ビジネスサービス、情報、レジャー・ホスピタリティの分野では、3ヶ月連続で雇用削減が行われた。
民間企業は10月に7月以来初めて雇用者数を増やしましたが、今年初めに報告した数字と比較すると、雇用者数は控えめでした。一方、賃金の伸びは1年以上ほぼ横ばいとなっており、需給バランスが取れていることを示唆しています。



Bloombergでは以下のようなニュースが出ています。
米民間雇用者数が4万2000人増、前月までの連続減から安定化示唆

10月の米民間雇用者数は増加し、雇用市場にいくらか安定が戻った可能性を示唆した。前月までは2カ月連続で減少していた。

連邦政府の一部閉鎖で政府統計の発表が遅れているため、ADP統計は雇用市場を把握できる数少ない月次データとなっている。雇用市場の急激な悪化に対する懸念はいくぶん緩和される可能性があるものの、今回の小幅な増加は労働力需要の全体的な減速傾向と整合する。

ADPのチーフエコノミスト、ネラ・リチャードソン氏は「今年初めと比べれば、採用は控えめだ」と発表資料で指摘。「一方で賃金の伸びはこの1年以上ほとんど変わらず、需給動向のバランスが取れていることを示している」と分析した。
ただし、アマゾン・ドット・コムやスターバックス、ターゲットなど知名度の高い企業による人員削減発表が相次いでおり、雇用市場への不安を強めている。新規失業保険申請件数は依然として低水準だが、解雇の増加が今後の失業率上昇につながるリスクもある。
関連記事:米企業に人員削減の波、警戒シグナルとの懸念も-AI普及で環境に変化
米連邦公開市場委員会(FOMC)は先週、政策金利引き下げを決定。利下げはこれで2会合連続となった。パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は記者会見で「労働市場が徐々に冷え込んでいる」としつつ、「それ以上のものではない」と述べた。パウエル議長は12月会合での追加利下げが既定路線ではないことを明確にした。
賃金の伸びは停滞している。転職した労働者の賃金は6.7%増加した一方、同じ職にとどまった労働者の賃金は4.5%増加した。
ADPは月間統計に加え、今後は週次データも発表する方針を先週明らかにした。ADPはこれまで、FRBに週次の雇用データを提供していたが最近になってこれを停止。理由は説明していない。

昨日のアメリカ市場は大幅な下落となっています。
ADP雇用統計が影響しているかどうかは不明です。
特にAI関連、PHL半導体指数の下落が目立ちます。
今週に入ってこの指数が乱高下しています。
この影響で日経平均も乱高下しています。


アドバンテスト、ソフトバンクGの2銘柄だけで日経平均の70%位を動かしています。
AIバブルがこけたら急落がきます。

今日の日経平均も大幅な下落からスタートです。
ここから誰かが、又はある組織が意図的に経済を破壊しにいきます。
全ては誰かの利益のために
NEW GREAT RESET
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