10 MAY 2025 経済NEWS
米連邦公開市場委員会(FOMC)は6、7両日に開催した定例会合で、主要政策金利を据え置くことを決定しました。
据え置きは3会合連続です。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、金利を下げることを急いでいないとの姿勢を示し、関税がインフレ加速と失業増加につながる恐れがあると述べました。
これに対しトランプ大統領は、利下げを早くするようにと批判しました。
パウエル議長はFOMC会合後の記者会見で、「発表された大幅な関税引き上げが維持されれば、インフレ加速と経済成長減速、そして失業増加をもたらす可能性が高い」と発言しまし。
「インフレへの影響は、物価水準の一時的な変化を反映して短期的なものにとどまり得る」としながらも、「そのインフレ効果がより根強いものになる可能性もある」と付け加えました。
二人がまた対立する事になり市場では先行き不透明感から株価は低迷しています。


上はCME FEDWATCH TOOLです。

次のFOMCは6月18日です。
ここで利下げが無いとする予想確率が82.8%となっています。
その次が7月30日です。
ここで利下げがあるとする予想確率は60%です。
Bloombergでは以下のようなニュースが出ています。
トランプ氏、パウエルFRB議長を再び批判-利下げ見送り受け

トランプ米大統領は8日、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを見送ったことを受けて、パウエル議長を改めて批判した。ただ、議長の解任を求める発言は控えた。
トランプ氏は「『遅すぎる』ジェローム・パウエルは、何もわかっていない愚か者だ。それ以外の点では、彼のことはとても気に入っている! 石油とエネルギーは大幅に下落し、ほぼすべての価格(食料品と「卵」)が値下がりしており、実質的にインフレは存在しない。関税収入が米国に流入している――まさに『遅すぎる』とは正反対だ!エンジョイ!」と自身のソーシャルメディアプラットフォーム「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。
FRBは7日まで開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利の据え置きを決定。パウエル議長は会合後の会見で、金利調整を急いでいないとの姿勢を示し、関税がインフレ加速と失業増加につながる恐れがあると述べた。
FRBは年内に利下げしないとの見方、オプション市場で急速に拡大

米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に利下げをしないことに賭ける逆張りポジションが、オプション市場で急速に拡大している。
このポジションは、担保付翌日物調達金利(SOFR)先物2025年12月限のプットオプションの形を取っており、権利行使価格は95.6875。現行の先物価格は年内0.25ポイントずつ3回ほどの利下げが行われるとの見方を反映しており、この権利行使価格はそれより低い。
利下げはもはや想定されないとなれば、先物価格は権利行使価格の水準方向に下落し、オプションの価値は上昇する。

このオプションの未決済建玉は27万5000枚余り。市場のコンセンサスにより近い契約の建玉と比べれば規模は小さいが、ここ数週間で急増しており、直近のFOMC会合以降、勢いを増している。
この取引に関わっている投資家の数は不明だが、同ポジションについて知る複数のトレーダーとブルームバーグ集計データによれば、およそ25万枚を購入するのに3月以降、推計2500万ドル(約36億3000万円)が投じられた。
CMEグループのデータによると、SOFR先物価格が下落した8日に同オプションの未決済建玉は再び増加。先物価格の下げは、米国の堅調な経済と株式相場動向を踏まえて、年内利下げ観測が後退していることを映す。
ここから誰かが、又はある組織が意図的に経済を破壊しにいきます。
全ては誰かの利益のために
NEW GREAT RESET
只今、無収入で記事を書いています。サポートしていただける方は↓下のボタンからお願い致します。
コメント