インフレと雇用のリスクバランス

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9 OCT. 2024 経済 NEWS

米FRB副議長、インフレと雇用のリスクバランス「ほぼ均衡」と認識

by Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン副議長は、完全雇用と物価安定というデュアルマンデート(二つの責務)目標に対するリスクは、現時点でほぼ均衡していると認識を示した。

ジェファーソン氏は8日、ノースカロライナ州のデビッドソン大学で開かれたイベントでの講演で、「われわれの二つの責務に対するリスクバランスは変化した。インフレリスクが低下する一方、雇用リスクが高まり、これらのリスクがほぼ均衡する状態に至った」と説明した。

その上で「フェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジのさらなる調整を検討する際」には、最新の経済データとリスクバランスを評価するつもりであり、会合ごとに判断すると述べた。

インフレのさらなる鈍化と労働市場への懸念の高まりを背景に米連邦公開市場委員会(FOMC)は先月の会合で0.5ポイントの利下げを決定。同時に公表された最新金利予測分布図(ドット・プロット)の中央値では、年末までの追加利下げ幅は0.5ポイントとされた。

  ジェファーソン氏は、労働市場は過熱状態から緩和しているものの、経済は「堅調なペース」で成長していると指摘。インフレ率はFRBの目標である2%にかなり近づいており、今後も鈍化を続けて目標に向かうだろうと述べた。

先週発表された9月の雇用統計が予想外に堅調だったことで、労働市場への懸念は和らいだ。

米雇用者数の伸び、9月は全予想上回る-失業率は4.1%に低下 (4)

  ジェファーソン氏は「良いニュースは失業率の上昇が緩やかで限定的であり、その水準は歴史的に見て依然低いことだ」と述べる一方で、「それでも労働市場の冷え込みは顕著だ」と指摘した。

原題

このニュースの考察

FRB服議長がこの発言をするという事はFRBの政策が上手く行っているという事をアピールしています。

雇用統計、9月の内容が予想値よりもはるかに良かった為です。

これはアメリカ経済はなお堅調であることを示した結果となりました。

逆の読み方をすると、大統領選挙を1ヶ月後に控えている為、アメリカ労働局BLSは政府の意向に沿った数値を出した可能性も否定出来ません。

ただ、これで今年の残り2回のFOMCで利下げ幅が0.25~0.5%となる可能性が大きくなっています。

現在のFFレートは5.0%です。

上はCME FEDWATCH TOOLです。
11月7日のFOMCで25bp(1bpベーシスポイント=0.01%)、0.25%の利下げがあるとする予想確率が86.73%です。

そして、12月18日のFOMCで更に25bpの利下げがあるとする予想確率が98.26%です。

つまり、市場は今年の利下げはあと50bp、0.5%と考えています。

これはニュースにあるFRB副議長の発言内容と会っています。

ここから誰かが、又はある組織が意図的に経済を破壊しにいきます。

全ては誰かの利益のために

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