アメリカ雇用統計、9月

投資

5 OCT. 2024 重要経済指標

10月4日 日本時間21:30、アメリカ雇用統計がBLSより発表されました。

↑はSBI証券での発表の画面です。
非農業部門雇用者数9月は予想値15.0万人に対して結果25.4万人でした。
8月の速報値は15.9万人に上方修正されました。
非常に良い数値です。

失業率は4.1%でした。8月よりも0.1%改善しました。これは良い数値です。

BLSの生データです。

Establishment dataとは企業に電話で問い合わせして聞いたデータです。
ダブルカウントがあります。

3ヶ月平均の非農業部門雇用者数は18.6万人となり伸びました。

失業率は4.1%でした。先月より0.1%改善しました。

1週間の平均労働時間は34.2時間でした。
平均時給は35.36ドル、(日本円で5100円、35.21X145円)でした。
まだ伸び続けています。

Full-time 正規労働者数は133,660,000人でした。(1億3千3百66万0千人)でした。
先月比プラス41.4万人でした。
これは非常に良い数値です。

Part-timeパートタイム労働者数は28,161,000人でした。
先月比マイナス9.5万人でした。

本当の生データです。

159177−158717=プラス46.0万人

これを受けてアメリカの市場は上げで反応しました。

ドル円の為替レートがまた円安方向に急落しています。
148円台後半です。

これを受けて日経平均先物は900円以上、上がっています。

週明けの月曜日、10月7日の日本市場はまた大荒れになる模様です。今度は上がります。
ただ、これはボラティリティが高いことを意味しています。

Bloombergでは以下のニュースが出ています。

「本塁打」級の米雇用統計、FRBの肩の荷軽減-労働市場の懸念後退

9月の米雇用統計が予想を上回る強い内容となったことで、労働市場を巡る懸念が後退し、金融当局には今後数カ月に一段と漸進的なペースで利下げを続ける余地が生じた。当局へのプレッシャーは軽減された形だ。

  JPモルガン・チェースの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・フェローリ氏が「本塁打」と呼んだ統計発表を受け、金融当局が9月の0.5ポイント利下げに続き、11月6、7両日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合でも大幅利下げを検討するとのエコノミストや投資家の観測はほぼ直ちに減退した。

米雇用者数の伸び、9月は全予想上回る-失業率は4.1%に低下

9月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数の伸びは全ての市場予想を上回り、失業率は予想外に低下した。賃金の伸びは前年同月比で加速し、11月の大幅追加利下げの可能性が低下した。

キーポイント
非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は前月比25万4000人増加
6カ月ぶりの大幅増
エコノミスト予想の中央値は15万人増
前月は15万9000人増(速報値14万2000人増)に上方修正
家計調査に基づく失業率は4.1%
市場予想は4.2%
前月は4.2%
平均時給は前年同月比で4%増(市場予想3.8%増)
8月は3.9%増前月比0.4%増(市場予想0.3%増)
8月は0.5%増

雇用者数は7、8両月で合計7万2000人の上方修正となった。

  今週発表された求人件数は健全な労働者需要を示し、失業保険統計はレイオフ件数が限定的であることを示唆した。これらの経済指標と合わせて考えると、今回の雇用統計は、労働市場が急速に冷え込んでいるとの懸念を和らげる可能性が高い。

  パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は先月末、全米企業エコノミスト協会(NABE)の年次会合で、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で通常より大きい0.5ポイントの利下げに踏み切った一因は、労働市場を守るためだったと説明した。雇用市場のさらなる冷え込みを望まない米金融当局にとって、今回の雇用統計は歓迎すべき内容だ。

金利スワップ市場ではFOMCが11月の会合で、9月会合のような大幅利下げを実施するとの見方が後退。織り込みが0.25ポイント未満になる場面もあった。

11月の米利下げ、50bpの織り込みゼロに-雇用統計受け米利回り急伸

  マクロポリシー・パースペクティブズのシニアエコノミスト、ローラ・ロスナーウォーバートン氏は、米金融当局は「この統計を受け、後手に回る可能性が低くなる」と指摘し、0.5ポイントの追加利下げの可能性は低下したと述べた。

  米金融当局は賃金の伸びも注視している。平均時給は前年同月比4%増と、過去4カ月で最大の伸びとなった。生産部門および非管理職の賃金の伸びは3.9%に鈍化した。

雇用増をけん引したのは、娯楽・ホスピタリティーやヘルスケア、政府機関だった。民間部門の雇用の広がりを示す雇用ディフュージョン指数(DI)は1月以来の高水準となった。しかし、製造業は2カ月連続で雇用が減少した。

【米国市況】株と利回り上昇、市場は利下げ予想を修正-148円台後半

4日の米金融市場では国債が急落。米雇用統計が市場予想を上回ったことを受け、トレーダーらは米連邦公開市場委員会(FOMC)による次の利下げ幅に関して再考を迫られた。株は上昇し、S&P500種株価指数はこの日の高値付近で引けた。雇用統計で米経済の底堅さが浮き彫りとなり、ソフトランディング期待が強まった。

金融政策に敏感な米2年債利回りは一時3.93%を付けた。9月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比25万4000人増と、6カ月で最大の伸び。失業率は4.1%に低下した。11月の米利下げ幅に関するトレーダーの織り込みは現在、0.25ポイント未満となっている。

  S&P500種指数とナスダック100指数は9月19日以来の大幅高。共に、週間ベースでも小幅に値上がりした。

このニュースの考察

9月の雇用統計の内容が市場の予想をはるかに上回る結果となりました。

これはサプライズでした。
市場はグッドニュースと捉え、ソフトランディングの期待が非常に高まりました。
リスクオンです。

個人的な考えですが、私は危険だと思います。

ここから誰かが、又はある組織が意図的に経済を破壊しにいきます。

全ては誰かの利益のために

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