ISM製造業景況指数 49.3

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4 JAN.2025 経済NEWS

ISM製造業景況指数が日本時間0:00に発表されました。

3日のアメリカ市場が上がったのはこの指数が関係しているとニュースでは解説しています。

豆知識
景気の先行指数として扱われています。

ISM製造業景況指数とはとは、全米サプライマネジメント協会(ISM : Institute for Supply Management)が毎月発表する、製造業の景況感を示す経済指標のことです。

ISM製造業景況指数は、米国製造業の購買担当者を対象にアンケート調査を行い、その集計結果を基に算出されます。

アンケートでは、新規受注、受注残、新規輸出受注、輸入、生産、入荷遅延比率、在庫、雇用、物価の9項目について、前月と比べて「良くなっている」「同じ」「悪くなっている」を意味する回答を受けます。

この内の、新規受注、生産、入荷遅延比率、在庫、雇用の5項目を使ってDI(景気動向指数)を算出し、0~100%までの数字で表されます。

一般的に、この指数が50%を上回ると景気拡大局面、下回ると景気後退局面と判断されます

今回の数値は49.3でした。
なので普通に考えれば50を下回っているので景気は下降局面ととらえます。

しかし、市場では次のように捉えたようです。
この指数が2ヶ月連続で改善している。
予想値48.2に対して。結果値49.3であった。
12ヶ月の平均値が48.3で今回は49.3であった。

この3点で経済は良い方向になっている。

Bloombergでは以下のようなニュースが出ています。

米ISM製造業景況指数は上昇、2カ月連続で持ち直す-受注改善

米供給管理協会(ISM)が発表した昨年12月の製造業総合景況指数は、2カ月連続で持ち直した。新規受注と生産が上昇し、製造業を覆っていた暗雲が晴れ始めている可能性が示唆された。

新規受注は2ポイント余り上昇し52.5。昨年1月の水準に並び、2022年5月以来の高水準となった。需要の増加により、生産指数は5月以来初めて拡大圏に浮上した。

同時に、人員削減のペースを速めている製造業者が増えたことも明らかになった。雇用指数は3ポイント近く低下して45.3と、7月以来の大幅低下となった。総合景況指数を構成する5つの指数の残りは全て改善した。

  ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は発表文で「需要は改善し、生産は11月の実績をクリアし、企業の計画を達成した。人員削減は続いたが間もなく終了する見込みで、価格上昇は限定的だった」と指摘した。

  12月は繊維や加工金属、印刷を中心に7業種が縮小した一方、一次金属や電気機器、家電製品など7業種は拡大した。

  ドナルド・トランプ氏の大統領選勝利の余波が残る中、ISM製造業指数は全般に製造業者の悲観的な見方が弱まったことを示しているが、今後の道のりは平たんではないかもしれない。関税引き上げの可能性に加え、国外経済の低迷やドル高は、規制緩和や企業寄りの財政政策への期待を冷ますリスクがある。

生産者はコスト上昇にも直面している。仕入れ価格指数は2.2ポイント上昇し、52.5となった。

  一方、製造業者とその顧客の在庫指数は引き続き縮小圏。顧客在庫指数は7月以来の低水準となり、今後数カ月は受注が堅調に推移する余地があることを示唆している。

ISMの原文です。

New Orders Growing and Backlogs Contracting
Production Growing and Employment Contracting
Supplier Deliveries Slowing
Raw Materials Inventories Contracting; Customers’ Inventories Too Low
Prices Increasing; Exports Unchanged and Imports Contracting

ここから誰かが、又はある組織が意図的に経済を破壊しにいきます。

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