TSMC 一人勝ち

投資

18 OCT. 2024 経済NEWS

台湾の半導体製造企業、TSMCの24年売り上げ予想が引き上げられました。

回路線幅、3~9ナノメートルの半導体を安価で大量生産できるのは現在はこの企業しかないです。

30年前は6µメートルの開発、製造は日本でした。

なぜ、日本から製造企業が消えたのか?それは当時のコストが高かったからです。
今では日本の方が安いです。

日本やEUはTSMCの工場誘致に必死です。時代が変わってしまいました。
しかも熊本で製造する半導体チップは20~40ナノメートルで最先端ではないです。

技術移転した結果、下請け工場を誘致する立場に落ちぶれてしまいました。

16日に発表されたテスラのロボタクシー「サイバーキャブ」に2ナノメートルのチップが大量に使われます。
このサイバーキャブをきっかけに自動運転が発達していけばもっとこのチップの需要が増えて行きます。

Bloombergでは次のようなニュースが出ています。

TSMC、24年売上高予想引き上げ-来年は設備投資増の公算大 (訂正)

半導体の受託生産大手、台湾積体電路製造(TSMC)は17日、2024年の売上高の伸び率見通しを引き上げた。7-9月(第3四半期)の純利益は、アナリスト予想を上回った。世界的な半導体需要や人工知能(AI)ハードウエアブームの持続力を巡る懸念を和らげた。

  黄仁昭最高財務責任者(CFO)は記者会見で、25年の設備投資が今年を上回る公算が非常に大きいと説明。TSMCは24年の設備投資が300億米ドル(約4兆4900億円)をやや上回ると見込んでいる。今年の売上高については約30%増と予想した。

  魏哲家最高経営責任者(CEO)は米インテルのファブ取得には関心はないと述べた。

  7-9月の純利益は前年同期比54%増の3253億台湾ドル(約1兆5100億円)。アナリスト予想平均は2993億台湾ドルだった。

  アップルエヌビディアを主要顧客に持つTSMCの株価は年初来で70%余り上昇。アジアの大手テクノロジー銘柄の中でも値上がりが目立っている。

オランダの半導体製造装置メーカー、ASMLホールディングが先に発表した7-9月の受注額はアナリスト予想の半分程度にとどまり、投資家はTSMCの見通しの変動を注視していた。

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