アメリカ、小売売上高、7月

投資

16 AUG. 2024 経済NEWS

15日のアメリカ市況は大幅な株高となりました。

この株高になった根拠がアメリカ小売売上高、7月の指標のようです。

小売売上高7月(先月比)は予想値0.3%に対して結果プラス1.0%でした。

この数値がアメリカの個人消費はまだまだ底堅いとして捉えられたようです。

アメリカの7月の小売業の売上高は、6月と比べて1%の増加となり、0.4%程度の伸びを見込んでいた市場予想を大きく上回りました。

アメリカでは高い金利水準が続く中で個人消費の減速が指摘されていましたが、今回の統計からはその堅調さが示された形です。

アメリカの商務省が15日に発表した先月の小売業の売上高は、7096億6800万ドル、日本円でおよそ105兆円でした。

項目別に見ると、「自動車・自動車部品」が3.6%の大幅な伸びとなったほか、「電子機器・家電製品」が1.6%、「食品・飲料」が0.9%、それぞれ増加しました。

アメリカでは個人消費がGDP=国内総生産のおよそ7割を占め、高い金利水準が続く中で消費が減速しているという指摘も出ていましたが、今回の統計からはその堅調さが示されて景気減速への懸念が和らいだ形です。

ちなみに前回分は予想値0.0%からマイナス0.2%に訂正されています。

小売売上高は米商務省センサス局が発表しています。

発表時間は日本時間で21:30分です。

これでドル円の為替レートが147円台から149円台の円安方向に一気に進みました。

↑はCFD,ドル円の為替レートの1時間足チャートです。

アメリカ経済はまだまだ堅調である、と捉えたようです。
アメリカ経済はソフトランディングできるようだ、と捉えたようです。

↑はCME FEDWATCH TOOLです。
1日で変わりました。
9月18日のFOMCで利下げ開始であるとする確率は100%で変わりません。

内容が変わりました。
昨日までは利下げ幅が0.25%が64.0%、でした。

↓を参照してください。

8月14日のCME FEDWATCH TOOL

この数値がたった1日で75.0%になりました。

つまり、0.5%の利下げ、大幅な利下げがないとする予想に変わりました。
これはアメリカ経済はソフトランディングできるという予想に変わりました。

小売売上高7月(先月比)の指標だけでここまで株価と為替レートが動くのは市場が不安定であると思います。

私の考えではまだまだアメリカ経済は下落傾向にあると思います。

ニューヨーク連銀製造景気指数ー8月は予想値マイナス6.0%に対して結果マイナス4.7%でした、
フィラデルフィア連銀景気指数ー8月は予想値プラス5.0%に対して結果マイナス7.0%でした。

これは非常に悪い数字です。
輸入物価指数は上がっています。
先日のCPIもまだ2.9%です。

あらゆる指標がありますが、その時々で捉え方が異なります。
一般投資家は惑わされないようにして下さい。

大局の流れは利下げ方向です。
市場の関心は利下げの幅と利下げの間隔です。

利下げを急ピッチで行うか緩やかに行うかです。

急ピッチで行うのであれば、ハードランディングと捉え株価は急落します。

緩やかに行うのであれば、ソフトランディングと捉え株価はゆっくりと下がるか、そのままです。

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