米消費者の住宅取得能力、過去最低にとどまる-金利上昇や価格高で
by Bloomberg
米消費者の住宅取得能力は7月も過去最低にとどまった。住宅ローン金利や価格が高いため、多くにとって住宅所有が難しい状況となっている。
全米不動産業者協会(NAR)の住宅アフォーダビリティー指数は7月も87.8と、前月から変わらず。これは1989年までさかのぼるデータで最低水準。同指数が100の場合、価格中央値の住宅物件に対して平均所得の世帯がローンを組めることを意味する。
8日に公表されたリポートによれば、標準的な世帯は収入の28.5%を月々の住宅ローンの元利払いに費やした。これは過去最高水準に並ぶ。頭金20%に基づくと、住宅ローンの利用資格を得られる年収は7月に過去最高の10万4496ドル(約1540万円)となった。
この記事の考察
FRBが金利を上げて景気にブレーキをかけている現在、この数字は妥当な所だろう。
現在、アメリカの住宅ローン金利は7%を超えている。
この金利を払い続けていける人はどれだけいるだろうか?
アメリカのリセッションに入りは住宅市場から既に始まっているかもしれない。
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