米消費者1年先インフレ期待、5カ月ぶり高水準-ミシガン大調査
by Bloomberg
- 1年先のインフレ期待は3.8%に上昇、市場予想は3.2%
- 消費者マインド指数、昨年6月以来の大幅な落ち込み
米ミシガン大学が発表した10月の消費者調査(速報値)で1年先のインフレ期待が予想を上回る伸びとなり、5カ月ぶり高水準となった。
キーポイント |
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1年先のインフレ期待は3.8%に上昇 市場予想3.2% 前月は3.2% 5-10年先のインフレ期待は3.0%に上昇 市場予想2.8% 前月は2.8% |
消費者マインド指数は63と、前月から5ポイント余り低下。昨年6月以来の大幅な落ち込みとなった。
ミシガン大消費者調査ディレクターのジョアン・シュー氏は「今年に入って安定していたインフレ懸念が再び強まっている」と発表文で指摘。「物価高が生活水準を低下させているとの回答比率は約49%となり、前月の39%から大幅に増えた。2022年7月に記録した過去最高の水準と並ぶ」と述べた。
生活費の高さが全米で家計のセンチメントを引き続き悪化させている。消費者が家計についてここまで悲観的になっているのは、昨年6月に米消費者物価指数(CPI)が前年同月比9.1%上昇と約40年ぶりの高い伸びとなった時以来だ。
消費者が最も懸念しているのは、食料品と燃料の価格上昇。「こうした懸念が強まり続ければ、消費動向も悪化の一途をたどるだろう」とシュー氏は語った。
米CPI、コアが2カ月連続で高めの伸び-FRBの方針裏付け (3)
10月の現況指数は66.7と5カ月ぶり低水準。前月は71.4だった。期待指数は60.7と、5月以来の低さとなった。
この記事の考察
やはりインフレはこのまま沈静化しないでしょう。
また、消費者のセンチメントが悲観になってきています。これにより、購買意欲が無くなり、将来についても悲観的になり、人々はお金を使わなくなっていきます。
景気の気はまさに気分に気です。
米政府とFRBは最悪のタイミングでイスラエル紛争が始まったと考えているはずである。バックに中国の動きが見えています。
イランとアメリカは最悪の関係です。アメリカの敵は? 類は友を呼ぶということでイランと中国、ロシアが手を組んでいると思います。
アメリカが困ることを喜ぶのはどこでしょうか?国だけとは限りません。Black Rock
Recession ではなく Great Depressionになります。
Great Reset
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