「3-3-3」

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29 NOV.2024 経済NEWS

Scott K. H. Bessent

トランプ次期米大統領が次期財務長官に指名すると発表したスコット・ベッセント氏

by Wikipedia

スコット・ベッセント英語: Scott K. H. Bessent, 1962年 – )、はアメリカ合衆国の投資家、ヘッジファンドマネージャー。彼はキー・スクエア・グループ(Key Square Group)の創立者である[1][2]。ベッセントはドナルド・トランプの選挙キャンペーンの主な資金提供者の一人である。2024年11月、トランプがベッセントを次期アメリカ合衆国財務長官に指名した[3]。就任すれば、ゲイであることを公表しているアメリカ史上初の財務長官になる[4]

この人事が2期目、トランプ政権のサプライズとなりそうです。
ヘッジファンドマネージャーと書けば聞こえはいいですが、簡単にいえばギャンブラーです。

いかにも不動産王のトランプらしい人事です。

この発表がされた後、アメリカ国債10年ものの利回りは低下しました。

債権市場では10年債利回りは4.5%を超えないと読んでいます。

「3-3-3の経済政策」とは、安倍元首相の「3本の矢」から着想を得たもので、2028年までに米国の財政赤字を国内総生産(GDP)の3%に抑制し、規制緩和を通じて3%の経済成長を促し、原油などを日量300万バレル増産する──というのが、その具体的内容です。

2025年のアメリカの流行語になりそうです。

Bloombergでは以下のようなニュースが出ています。

ベッセント氏、安倍氏「3本の矢」倣い提言-減税を優先と米紙に語る

トランプ次期米大統領が次期財務長官に指名すると発表したスコット・ベッセント氏は、故安倍晋三元首相が過去に提唱した「3本の矢」に倣う経済政策をトランプ氏に助言したと米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報じた。

  同紙によれば、ベッセント氏は安倍氏にヒントを得て、「3-3-3」と呼ぶ政策を推進するようトランプ氏に提言した。2028年までに財政赤字を国内総生産(GDP)比3%に削減するほか、日量300万バレル相当の原油増産、規制緩和によるGDP成長率3%の実現を促す政策で構成する。

  ベッセント氏は同紙とのインタビューで、トランプ氏のさまざまな減税の公約を果たすことが自らの政策の優先課題だと説明。17年に時限措置として成立した「トランプ減税」の恒久化とチップや残業代への課税撤廃が含まれるという。

  関税の導入と歳出削減、「世界の準備通貨としてのドルのステータス維持」にも重点的に取り組むとベッセント氏は述べた。

 WSJ紙によると、1991年に入社したソロス・ファンド・マネジメント(SFM)は92年にポンドを欧州為替相場メカニズム(ERM)離脱に追い込んだが、英住宅市場の脆弱(ぜいじゃく)性に関するベッセント氏のリサーチがきっかけだった。

  2011-15年にはソロスの最高投資責任者(CIO)を務めた。円安などを見越した日本投資が成功を収め、巨額の利益を生んだ。

  トランプ氏の大統領復帰に伴う市場の動揺を織り込む動きが後退する中で、ベッセント氏の起用が伝えられると、ドルは他の主要通貨に対し下げ、米国債利回りは低下した。
原題

ベッセント氏「慎重な選択」、米国債市場の不安和らぐ-財務長官人事

トランプ次期米大統領が、マクロヘッジファンド運営会社の経営者スコット・ベッセント氏を次期財務長官に指名するとの発表を受け、アジア時間25日の取引で、米国債相場が上昇し、ドル相場は下落した。

  ベッセント氏の起用は、米経済と金融市場により安定をもたらす「慎重な選択」と歓迎するムードが広がった。

  米2年国債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、4.34%を付けた。10年国債利回りは6bp低下の4.34%。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%下げた。

  アジア太平洋各地の株式相場も日経平均株価が一時2%上げたほか、オーストラリアの株価指標S&P/ASX200指数、米株価指数先物もプラス圏で推移した。

キー・スクエア・グループの創業者で最高経営責任者(CEO)を務めるベッセント氏は、トランプ氏が掲げる関税や減税を支持する意向を示しているが、政治的得点を稼ぐより経済と市場の安定を優先すると投資家は期待している。

関連記事:トランプ氏、ベッセント氏を次期財務長官に指名-経済政策指揮

  次期大統領の保護主義的政策がインフレ加速と貿易摩擦の悪化、市場のボラティリティー増大を招くとの不安が、ベッセント氏の起用で和らいだ。

輸入価格上昇や減税に伴う金利高止まりを織り込むトレーダーの動きが後退し、ドル高とビットコイン高騰に代表される「トランプトレード」の誘因は弱まりつつある。

  アネックス・ウェルス・マネジメントのチーフエコノミスト、ブライアン・ジェーコブセン氏はブルームバーグTVの番組で、ベッセント氏について「大きな政策変更を一挙に行うビッグバン的アプローチとは対照的に漸進主義的な感覚を政権にもたらす」と分析。「米国第一主義」的政権だが、「米国以外を締め出すような排他主義」的でないというシグナルに市場は安堵(あんど)するかもしれないと見解を示した。

  ナショナルオーストラリア銀行(NAB)の市場リサーチ責任者スカイ・マスターズ氏は「ベッセント氏が経済と市場の安定を優先するとの期待を前提とすれば、債券自警団はトランプ氏の政策の実現を見守ることになるのでないか」とリポートで指摘した。

  これに伴い投資家の関心は米国の政治を当面離れ、経済情勢と米金融政策の目先の軌道に戻る可能性がある。

原題

ここから誰かが、又はある組織が意図的に経済を破壊しにいきます。

全ては誰かの利益のために

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