金 最高値更新 中東戦争 激化

投資

22 OCT.2024 経済NEWS

金GOLDの価格上昇が止まりません。
21日、また最高値を更新しました。

原因としてイスラエルとイランの紛争激化があげられています。

先週の中国軍による台湾を取り囲んだ演習の影響もあると思います。
個人的にはこちらの影響のほうが大きいと思います。

金だけではなく銀、プラチナの価格も上昇しています。

Bloombergより以下のようなニュースが出ています。

金価格が最高値更新、中東情勢緊迫化で-安全資産需要高まる

金スポット価格はアジア時間21日早朝の取引で過去最高値を更新した。中東情勢緊迫化と大接戦の米大統領選を背景にした安全資産需要が引き続き金相場を押し上げている。

  イスラエルのネタニヤフ首相の私邸を標的としたとみられる親イラン民兵組織ヒズボラのドローン(無人機)攻撃への対応でイスラエルがイランへの報復攻撃を協議しているとの報道を受け、金スポット価格は一時1オンス=2723.33ドルに上昇し、最高値を更新した。

関連記事:イスラエル、イラン報復計画詰め急ぐ-首相私邸への無人機攻撃で (1)

  トレーダーは米大統領選の投票日が迫る中、ポートフォリオの見直しも進めている。世論調査によると、ハリス副大統領とトランプ前大統領の争いはここ数十年で最も接戦になる可能性がある。地政学・経済上の不確実性が高まった時期には投資家は通常、安全資産の金を求める。

金は今年30%強上昇と、パフォーマンスの最も高いコモディティーの一つとなっている。先月、米金融当局が緩和サイクルを開始したことで、利下げ観測も最近の金上昇を後押ししている。

  シンガポール時間午前6時43分(日本時間同7時43分)現在、金現物価格は1オンス=2721.59ドルで推移している。銀とパラジウム、プラチナも上昇した。

イスラエル、イラン報復計画詰め急ぐ-首相私邸への無人機攻撃で

イスラエルのネタニヤフ首相は20日、自身の私邸を標的としたとみられる親イラン民兵組織ヒズボラのドローン(無人機)攻撃を踏まえ、安全保障担当の側近らと相次ぎ会合を開催し、イランへの報復攻撃を協議した。

  19日に発生した攻撃では、ヒズボラの無人機がイスラエルの防空システムを突破し、ネタニヤフ氏の私邸の隣で爆発した。事件当時、ネタニヤフ首相夫妻は不在で、負傷者はいなかった。

  イスラエルでは、今回の正確な無人機攻撃を受けて驚きが広がっており、報復が正当化される新たな理由となると首相と閣僚らは話している。

  カッツ外相は19日夜、「レッドラインを再び越えたことは間違いない」とチャンネル14で発言。「我々はイランが脅威をもたらせないよう打ち負かす必要がある」と続けた。イランは関与を否定している。

イスラエルは、イランが自国に向けて約200発の弾道ミサイルを発射して以降、3週間にわたり報復計画を検討している。大方の想定以上に時間がかかっている背景には、米国とイスラエルの間で調整が行われていることがあるとみられている。米国はイランのエネルギー施設や核施設を標的にしないようイスラエルに強く要請。一方で、イランが反撃に出た場合に備えて、イスラエルに高度な弾道ミサイル防衛システムを送っている。

  週末にはイスラエルの対イラン報復計画の一部が詳述された米国防総省の文書が流出したとみられる問題が発生。流出の真偽は確認されていないが、イラン寄りの組織がテレグラムに投稿した。

  イスラエル首相府は20日、米国の助言を考慮するが、イスラエルは自ら決定を下すと述べた。決定がいつ下されるか、報復がいつ行われるかは不明。

  一方で、イスラエルの国内情報機関シンベットのロネン・バル長官はエジプトを訪問し、イスラム組織ハマスとの停戦交渉再開の見通しについて話し合った。イスラエル政府高官が語った。

原油先物が反発、ブレント73ドル台-イスラエルがイランへの報復計画

原油先物相場は中東の緊張を背景に、21日のアジア時間の取引で上昇。イスラエルのネタニヤフ首相が側近らと会合を開き、イランへの報復攻撃を協議した。先週は週間ベースで約8%下落していた。

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  北海ブレント原油は1バレル=73ドル台に上昇し、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は69ドル近辺で推移。19日には、親イラン民兵組織ヒズボラの無人機がネタニヤフ氏の私邸の隣で爆発。その翌日にイスラエルはレバノンのヒズボラの拠点に対する新たな軍事攻撃を開始した。イスラエルは既に、イランの今月初めのミサイル攻撃に対して報復を誓っていた。

  ロンドンICEの北海ブレント先物12月限はシンガポール時間21日午前11時24分(日本時間午後0時24分)時点で、0.3%高の73.30ドル。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は0.4%高の69.51ドル。

このニュースの考察

中東紛争の激化で金等の貴金属だけではなく、原油、天然ガスの価格も上昇してきました。

これらエネルギー価格が上昇すればまたインフレ再燃のリスクが出てきます。

特にこれから冬にかけて欧州では暖房に天然ガスを沢山使います。

ただでさえ欧州はドイツをはじめ景気後退の懸念が出てきています。
ここにエネルギー価格の上昇が乗ることになれば更に景気は悪化します。

スタグフレーションになります。

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