アメリカ経済、低迷、指標

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12 AUG. 2024 経済 NEWS

アメリカの経済が低迷に向かっている指標がまた一つ出てきました。

米レジャー旅行需要、減速の兆し-消費持続力を占う重要な判断材料

by Bloomberg

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後の消費者の一大旅行ブームは、はっきり言って終わったようだ。

  米経済が減速の兆しを見せ、多くの人々がパンデミックの下で蓄えた金銭的備えを使い切る状況で、旅行者らは出掛けたい気持ちを抑え、財布のひもを固く締めている。

  消費者がいつまで支出を続けられるかという大きな疑問への答えを政策担当者と市場が探す際、旅行熱は重要な意味を持つ。家計需要はなお堅調だが、賃金はもはやそれほど速いペースで上昇しておらず、高金利のクレジットカード残高の返済に苦労する消費者も増えている。

シチズンズJMPセキュリティーズのアナリスト、ニコラス・ジョーンズ氏は「人々が長めの旅に出掛けるパンデミック後の旅行行動パターンは終わったと思う。繰り延べ需要は弱まった。通常のパンデミック前の旅行パターンに戻りつつある」と分析する。

 減速の兆候は至る所に存在する。民泊仲介のエアビーアンドビーは6日、夏季のピークシーズンにもかかわらず7-9月(第3四半期)の予約の伸びが減速するとの見通しを示し、同社の株価は7日の米株市場で一時15%余り急落した。

エアビー株急落、米国の需要に鈍化の兆し-業績見通し失望誘う

  オンライン旅行サービス会社エクスペディア・グループは8日、需要鈍化を反映する形で、予約の伸びの通期予想をガイダンスの下限に下方修正した。

  ウォルト・ディズニーも4-6月(第3四半期)の米テーマパーク部門の利益と売上高がいずれも市場予想に届かなかった。ユナイテッド航空やデルタ航空、格安航空各社もあまり強気の目標を設定していない。

 Mサイエンスのレジャー旅行アナリスト、マイケル・アースタッド氏は「旅行は持ちこたえる力が最も強い分野だった。そうした力強さを欠くとのつぶやきが聞こえ始めたのは今回が初めてだ」と指摘した。

この記事の考察

消費大国、アメリカでまた悪い指標が出てきました。
旅行需要が下がっています。

アメリカの中間所得層と上部所得層たちの手持ちのキャッシュが少なくなってきている事を表しています。

アメリカの人達は普通は将来の給与が見込めれば旅行にお金を使います。
しかし、今は将来の所得が不安な為、旅行にお金を使わなくなってきました。

↑はWTI原油価格のCFD,週足チャートです。

原油価格は2022年の夏をピークに下がり続けています。

これまで、アメリカではサマーシーズンに多くのガソリンを使ってきました。

それが今年の夏はガソリンの需要も減っているというデータです。

また、原油価格というのは在庫しておくのに費用もかかるので一般的には将来に向かって高くなっていくものです。

しかし、上の原油先物価格のように段々と下がる傾向にあります。

これは将来に向かって原油の需要が減っていくことを予想しています。

このことからもアメリカの経済が冷え込んでいく過程にあると推測出来ます。

↑はJETSというETFです。

アメリカの飛行機会社が入ったETFです。

この価格の変化を見ていれば、飛行機旅行や出張の需要が分かります。

2023年の7月の株価21ドルだったのが今年2024年、8月では17.48ドルにまで下がっています。

飛行機の需要が落ちています。

これもアメリカの経済が落ち始めているデータになります。

↑はCCL、Carnival Corporation & plcという会社の株価推移です。

この会社はクルーズ船で世界旅行を行っている会社です。
欧米人の富裕層を主なお客さんとしています。

ここの株価も7月n入って下がり続けています。

これもアメリカの経済が落ち始めているデータになります。

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