FRB,アメリカ政府の思惑通り

8 AUG. 2024 経済　NEWS

8月７日のアメリカ市場はまた下がりました。

↑はNASDAQ100のCFDのチャートです。
赤の線、200日移動平均線を下に抜けようとしています。
この段階では完全に下に抜けたとは言えません。

しばらくは200日移動平均線でもみ合いになると思います。
この線を下にぬけると今度は一気に暴落していくことになります。

FRB、アメリカ政府の思惑通り

ここまではFRB,アメリカ政府の思惑通りだと思います。

それは7月31日のFOMCで利下げしなかったことです。

今日までの流れを見れば気が付きます。

FRB,アメリカ政府は株価暴落なんてどうでもいいのです。

そう、私が前から何度も記事に書いていたように
アメリカの国債が売れれば良いのです。

株価が暴落し始めた事で資金は国債に流れています。

↑は米国債10年物の価格の日足チャートです。
7月30日から価格が急上昇しています。

↑は米国債2年物の価格の日足チャートです。
こちらも7月30日から価格が急上昇しています。
10年物よりももっと急上昇しています。

価格が上がるということは国債が買われているということです。

もちろん利回りは下がっています。

機関投資家は資金を米株よりも金利が確実に取れる国債に資金を移動しています。

FRBはこれを狙っていたのです。
FRB,アメリカ政府の思惑通りです。

7月31日に利下げを実行していたら、こうはなっていなかったはずです。

雇用統計、失業率4.3％は市場予想よりも悪い数字でした。
もちろん、アメリカ労働局BLSはFRBとアメリカ政府にとって都合の良い数字を出します。

正式発表された数字は上の数字でした。
非農業部門雇用者数　11.4万人増加
失業率　　　　　　　4.3％

しかし、生データは次の通りでした。

158445―159360＝マイナス91.5万人

これはBLSの中を辿って見ていけば出ています。by レバナス1本

これを見る手順

ENTER

で出てきます。

このことはまだ何処にも出ていません。

例えばロイター通信は↓下の記事です。

日経新聞は↓下の記事です。

CNNは↓下の記事です。

本当の数字は我々のような一般投資家には届かないようです。

一部の機関投資家には届いているということです。

それがアメリカの国債の価格に表れています。

日本の国債価格も上がっています。

日本の国債の価格は７月31日から跳ね上がっています。

日本銀行の利上げの発表の後からです。

日本株の資金がこちらにも流れています。

日本国際10年物の利回りは1.06％あったものが0.86％にまで低下しました。

円高にシフトし始めました。アメリカ株は今は危険です。

流れに逆らうと痛い目に合うことになります。

FRB,アメリカ政府は米ドル、米国債を買って貰いたい。

全ては誰かの利益のために

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