インフレ、デフレ、スタグフレーション
インフレーション
インフレーションとはと検索すると次のようものが出てきます。
インフレとはインフレーション(Inflation)の略で、私たちが普段買っている日用品やサービスの値段(物価)が上がることをいいます。インフレには、良いインフレと悪いインフレがあります。
良いインフレの下では、企業が販売価格の上昇で儲かり、社員の給料が増え、消費者は物価上昇による生活費の増加を給料アップで吸収してもっと商品を買うようになり、商品がたくさん売れて企業が儲かる…というサイクルで景気は良くなります。つまり、良いインフレは「景気の拡大をともなうインフレ」ということです。一方、商品の仕入れ価格の上昇ほど商品価格に上乗せできず、企業の業績が悪くなり、賃金が上がらないのに身の回りの商品が値上がりして家計を圧迫する、といった悪循環をもたらすのが悪いインフレです。by SMBC日興証券
インフレーション(英語: inflation)とは、一定期間にわたって物価の水準が上昇し続けることである[1][2][3][4]。略称としてインフレとも呼び、日本語では通貨膨張(つうかぼうちょう)とも呼ぶ[5]。経済学において物価が上昇すると、1単位の通貨で購入できる財やサービスの数が減る。その結果、インフレーションは1単位の通貨あたりの購買力の低下、つまり経済における交換手段や会計単位の実質的な価値の低下を反映する[6][7]。対義語はデフレーションであり、財やサービスの一般的な価格水準が持続的に低下することである。インフレーションの一般的な指標はインフレ率で、物価(通常は消費者物価指数)の長期的な変化率を年率換算したものである。
経済学者は、非常に高いインフレ率やハイパーインフレーションは有害であり、マネーサプライの過剰な増加が原因であると考えている[8]。一方、低・中程度のインフレ率を決定づける要因については、より多様な見解がある。低・中程度のインフレは、財・サービスに対する実質的な需要の変動や、物資が不足しているときなどの供給可能量の変化に起因すると考えられる[9]。しかし、長期的に持続するインフレは、マネーサプライが経済成長率を上回るスピードで増加することによって起こるというのが共通の見解である[10][11]。by Wikipedia
インフレの定義としてはだいたいこれが出てきます。
物の値段が上がる事。又は上がり続ける事。その結果として給料が上がる。少しずつのインフレであれば良い循環であるといえる。
ちなみに日本銀行やFRBは2%のインフレ率を目標としている。
デフレーション
デフレーションとはと検索すると次のようなものが出てきます。
デフレとはデフレーション(Deflation)の略で、私たちが普段買っている日用品やサービスの値段(物価)が全体的に下がる現象です。つまり、モノに対して相対的に貨幣の価値が上がっていく状態を指します。
デフレになるとモノが売れず不景気になります。企業の業績は悪化し、従業員の給与が減ったり、リストラにより失業者が増えたりします。そうなると所得が減るため、消費者は消費を控えるようになります。また、貨幣価値が上がるため、借金をしている人は負担が重くなります。そこで、さらに企業は抱えた在庫の処分売りを行うためモノの価格を下げるなど、悪循環が発生しやすい状態といえるでしょう。by SMBC日興証券
デフレーション(英: deflation)とは、物価が持続的に下落していく経済現象[1]であり、つまり、モノに対して、貨幣の価値が上がっていく状態[2]となる。略してデフレと呼ぶ(日本語では経済収縮[3]、通貨収縮〈つうかしゅうしゅく〉[4]とも)。対義語には物価が持続的に上昇していく現象を指すインフレーション(英: inflation)がある。
日本のデフレーションについては、日本のデフレーションの項、ディスインフレーションについては、下部を参照
経済全体で見た需要と供給のバランスが崩れること、すなわち総需要が潜在産出量を下回ることが主たる原因である。貨幣的要因(マネーサプライ減少)も産出量ギャップをもたらしデフレへつながる。物価の下落は同時に貨幣価値の上昇も意味する[5]。なお、株式・債券・不動産・エネルギーなど、資産価格の下落は通常デフレーションの概念に含まない by Wikipedia
デフレ、デフレスパイラルの定義としてだいたいこれが出てきます。
物が売れなくなり、物の値段が下がり、その結果、給料が下がる。
すると、もっと買えなくなる。また、物の値段が下がる。この繰り返しが起こる事。
スタグフレーション
スタグフレーションとはと検索すると次のようなものが出てきます。
スタグフレーションとは、景気が後退していく中でインフレーション(インフレ、物価上昇)が同時進行する現象のことをいいます。この名称は、景気停滞を意味する「スタグネーション(Stagnation)」と「インフレーション(Inflation)」を組み合わせた合成語です。通常、景気の停滞は、需要が落ち込むことからデフレ(物価下落)要因となりますが、原油価格の高騰等、原材料や素材関連の価格上昇等によって不景気の中でも物価が上昇することがあります。これが、スタグフレーションです。景気後退で賃金が上がらないにもかかわらず物価が上昇する状況は、生活者にとって極めて厳しい経済状況といえます。わが国では、1970年代のオイルショック後にこの状態となっていました。
by SMBC日興証券
スタグフレーション(英: stagflation)とは、経済における状態の一つである。stagnationとinflationのかばん語で、経済活動の停滞(不況)と物価の持続的な上昇が併存する状態を指す[1]。
スタグフレーションという用語は、英国下院議員のイアン・マクロード(英語版)が1965年、議会での演説の中で発したのが始まりとされる[2][3][4]。雇用減少や失業率が上昇し経済活動が停滞する中で、物価の下落ではなく物価の上昇が発生すること(通常は需要増に対応して失業率低下と物価上昇が起きる)。by Wikipedia
スタグフレーションは最近出てきた言葉です。といっても、もう60年位たっています。
今の日本の一般庶民はこの状態にあると思います。
公務員、大企業の会社員等、年間所得が1000万円以上の人達には分からないと思います。
我々、一般庶民、年収で400万円もいかない人々にとって現在はこの状態にあると思います。
電気代、ガソリン代、食料品の価格は上がり続ける。給料は上がらない。
この38年間ほとんど上がらない。
正にスタグフレーションの状態にあります。
特にコロナショック後の日本はハイパー円安と海外からのハイパーインフレによって電気代、物価の値段が高騰しています。
お金の始まり
何故、スタグフレーション、インフレーション、デフレーションが起こるのか?
それはお金、というものがあるからです。
例を挙げると分かりやすいです。
日本円の場合、紙幣は日本銀行券です。 紙幣の真ん中に書いてあります。
この意味を理解している人どれくれいいるでしょうか?
紙幣とは
紙幣には、政府が発行する政府紙幣 (Print money) と、銀行(中央銀行など)が発行する銀行券 (Bank note) があるが、特定地域だけで通用する地域紙幣(地域通貨)が発行されることもある。現在の多くの国では中央銀行の発行する銀行券が一般的であるが、シンガポールなど政府紙幣を発行している国もある。現在多くの先進国の中央銀行が完全な国家機関ではなく、民間企業の投資などで出来ていることから、中央銀行のありかたを疑問視する考え方が最近世界中で起きている。そのため代替案としての政府紙幣、地域通貨なども再び脚光を浴びはじめている。
現在の日本では、政府紙幣は存在しないが、日本銀行が開業するまでは政府紙幣が発行されたほか、大正時代や昭和時代には小額銀貨の代用としての銭単位の低額の政府紙幣が発行されたこともある。法令用語としての「紙幣」はもっぱら政府紙幣を指し、銀行券は含まない[注釈 1]が、日常用語としては、日本銀行券を指して紙幣と呼ぶ。
以下、特に断りのない限り「紙幣」とは政府紙幣ではなく、銀行券を意味するものとする。
by Wikipedia
だそうです。
私たちは物やサービスを買う代わりにお金、(紙幣)を支払います。
受け取り側はこれが日本なら日本の紙幣なら何の違和感もなく受け取ります。
ただ、今だったらどうでしょうか?上の新一万円札なら ん?と思うけど受け取ります。
しかし、これが見たこともない国の紙幣(通貨)だったらどうでしょうか?
↑はロシアルーブル札です。
これを日本で支払いに使ってもそれに応じてくれる店、人はいないでしょう。
つまり、信用力が無いのです。
日本にいる場合、日本の紙幣で支払いをするとスムーズに出来ます。
それはこの受け取った紙幣で、今度は受け取った人が別の物の支払いに使えるからです。
ではこの紙幣はどこが発行しているのでしょうか?
日本銀行券と書いてあるように日本銀行が発行しています。
ではその元本は何でしょうか?
日本銀行のHP, Web siteにこんな記事があります。
Q 銀行券が日本銀行のバランスシートにおいて負債に計上されているのはなぜですか?
A 日本銀行は銀行券の発行を1885年(明治18年)に開始しました。当初、日本銀行の発行する銀行券は、銀との交換が保証された兌換銀行券でした。その後、金本位制度の採用を経て、金との交換が保証されました。こうした制度の下で、日本銀行は、銀行券の保有者からの金や銀への交換依頼にいつでも対応できるよう、銀行券発行高に相当する金や銀を準備として保有しておくことが義務付けられていました。このような銀行券は、いわば日本銀行が振り出す「債務証書」のようなものだと言えます。このため、日本銀行は、金や銀をバランスシートの資産に計上し、発行した銀行券を負債として計上しました。
その後、金や銀の保有義務は撤廃されましたが、一方で、銀行券の価値の安定については、「日本銀行の保有資産から直接導かれるものではなく、むしろ日本銀行の金融政策の適切な遂行によって確保されるべき」という考え方がとられるようになってきました。こうした意味で、銀行券は、日本銀行が信認を確保しなければならない「債務証書」のようなものであるという性格に変わりはなく、現在も負債として計上しています。
なお、海外の主な中央銀行においても、こうしたバランスシート上の取り扱いが一般的となっています。
by 日本銀行
紙幣が発行された直後は銀(Silver)や金(Gold)の実物と交換できるという物でした。
現在は日本銀行の金融政策の適切な遂行によって確保されるべき、という分かりにくい物になっています。
ようは日本銀行、日本政府の信用力という曖昧なものになっています。
そして日本銀行のWeb siteにも書いてあるように紙幣は債務証書のようなものであるということです。
ここが重要なポイントです。
債務証書とは債権、ようは借用書です。
誰が誰に何を借りているのか?
例えば私が一万円札を持っているとします。預金残高ではなく、一万円札です。
これは私が一万円を日本銀行に貸しているということです。
紙幣はその借用書です。
では日本銀行の一万円の元本(出どころ)は何か?
働いた代償です。ではその前は?
一番前をたどっていくと、
日本国政府の借金。国債です。その元本はありません。信用力という曖昧なものしかありません。
国が紙幣という物を発行して企業や人々に借金をしているのです。
日本銀行は金利を操作して国内に出回るお金(紙幣)の量と使い方を調節しようとします。
金利を上げれば企業は借金の利子が増えるので設備投資を少なくします。
一般の人達もローンで家や車などを買わなくなります。
つまり、お金(紙幣)を使わなくなります。
これがデフレーションが起こるメカニズムです。
経済の縮小です。
デフレーションとは物の値段が下がる事となっていますが、本来の意味は縮小、萎むという意味です。
日本銀行と政府は現在の日本はインフレーション状態にあるから金利を上げようとしています。
つまり、人々にお金を使わせないようにしようとしています。
一般庶民は物が高いから、また、将来が不安だからお金を使わないようになっています。
それなのに、金利を上げてもっとお金を使わせないようにしようとしています。
これは間違っています。現在の日本はスタグフレーションです。
一般庶民はお金が無いのに物価は上がり続けています。
ここで金利を上げてしまっては、中級所得者もお金を使わなくなります。
景気後退します。
誰かの損失は誰かの利益になる。
全ては誰かの利益のために
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